2012-03-01から1ヶ月間の記事一覧

地位協定について

今日、沖縄の問題の専門家の方に、地位協定について質問してみた。 アメリカは世界の101ヶ国の国々と地位協定を結んでいるそうだが、日本の地位協定の内容とそれらの内容を比較した場合、どうなのか? 外務省のHPには日本の地位協定は最も対等な改善された内…

海兵隊は昔、岐阜や山梨にいた

今日、ある方から聞いて驚いたのだが、 いま沖縄に駐留しているアメリカの海兵隊が、 もともとは1950年代半ばまでは岐阜と山梨に駐留していて、それから沖縄に移ったとのこと。 たしかに、ネットで調べてみたら、そういう風にきちんと情報が出ている。 なん…

メモ 菅さんが昨年東電本社に乗り込んだ時の訓示

昨年三月十五日に、菅さんが東電本社に乗り込んだ時に話した「訓示」の全文をあらためて読んだ。 本当に胸を打たれる内容だと思う。 「前首相訓示全文」 今回のことの重大性は皆さんが一番分っていると思う。 政府と東電がリアルタイムで対策を打つ必要があ…

現代語私訳 橋本左内 『啓発録』 第三章 「志を立てる」

現代語私訳 橋本左内 『啓発録』 第三章 「志を立てる」 志とは、心が向かう場所ということであり、自分の心が向かっていく場所のことを言います。 武士に生れて主君への真心や親への孝行の心がない者はありません。 主君への真心や親への孝行の心があり、自…

梶山雄一監修 「さとりへの遍歴―華厳経入法界品〈上〉」

さとりへの遍歴―華厳経入法界品〈上〉作者: 丹治昭義出版社/メーカー: 中央公論社発売日: 1994/01メディア: 単行本 クリック: 44回この商品を含むブログを見る 華厳経の入法界品サンスクリット語原文から現代語日本語訳してくれた、本当に貴重な一冊。 とっ…

メモ 「観世音菩薩 遅滞のない大悲の門 華厳経」

「観世音菩薩 遅滞のない大悲の門 華厳経」 「善男子よ、私は遅滞のない大悲の門という菩薩行の門を知っている。 善男子よ、この遅滞のない大悲の門という菩薩行の門は、すべての世(界)を分け隔てずに衆生の成熟と教化に向かい、普門から聞き、知らせるこ…

メモ 「悟りに向けて発心するとは」(華厳経 ドラヴィダ人メーガ)

「悟りに向けて発心するとは」(華厳経 ドラヴィダ人メーガ) 「善男子よ、もし人が無上正等覚に向けて発心しているならば、その人は、一、 あらゆる仏の系譜(仏性)に関してはそれをたやさないように努める人であり、 二、 離欲の系譜(離欲性)に関しては…

メモ 「菩提心とは」(華厳経 サーガラメーガ比丘)

「菩提心とは」(華厳経 サーガラメーガ比丘) 「(菩提心とは)即ち、一、 一切の衆生を普く済度するための大悲心であり、 二、 一切の世の衆生を等しく幸福にするための大慈心であり、 三、 一切の世の衆生の苦悩の集合を鎮めるための安楽心であり、 四、 …

文殊菩薩 十種大心

【文殊菩薩 十種大心】 「比丘たちよ、以下の十種の倦怠なき心(十種大心)の発起を体得して、大乗(の教え)に向かって出発したものは、男女を問わず、如来の位に踏み込むのである。まして菩薩の位はいうまでもない。 1、 あらゆる如来にまみえ奉仕し供養…

現代語私訳 橋本左内 『啓発録』 第二章 「気概を発揮する」

現代語私訳 橋本左内 『啓発録』 第二章 「気概を発揮する」 「気概」とは、人に負けたくないという心があり、恥や辱めを受けることを無念に思うというところから起こる、いわば意地を張ることです。 気概を「発揮」するとは、自分こそはと心を強く持って、…

作家の想像力はすごいなぁ 大江さんの『二百年の子供』に出てくる県知事について

大江健三郎の『二百年の子供』という小説は、幕末と近未来に主人公の子どもたちが時空を超えた旅をするという物語なのだけれど、 その近未来、2064年についての記述を昨日読んでいて、ちょっと驚くことがあった。 七、八年前に最初にこの本を読んだ時は、全…

現代語私訳 橋本左内 『啓発録』 第一章 「幼稚な心を去るということ」

現代語私訳 橋本左内 『啓発録』 第一章 「幼稚な心を去るということ」 幼稚な心とは、幼い心ということです。 俗に言う、子どもじみたことです。 果物などがまだ熟していないことを「稚」と言います。 「稚」とは、なんであれ、まだ未熟なところがあって、…

雑感 一次大戦からおよそ百年経った今は

大江健三郎の『二百年の子供』という小説は、主人公の子どもたちが1864年から2064年の二百年の時の中を時空を超えて旅するという話で、主人公たちの時点から120年前と80年後の世界を垣間見る、という物語なのだけれど、 それを読んでいて、ふと、さ来年に第…

大江健三郎 「二百年の子供」を読んで

二百年の子供作者: 大江健三郎出版社/メーカー: 中央公論新社発売日: 2003/11/26メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 4回この商品を含むブログ (20件) を見る二百年の子供 (中公文庫)作者: 大江健三郎出版社/メーカー: 中央公論新社発売日: 2006/11/01メデ…

メモ

「富士の山 登りてみれば 何もなし 善しも悪しきも わが心なり」(食行身禄)「いつまでも 心和らぐ 富士の山 ただひとすじに 南無阿弥陀仏」(食行身禄)「心眼(しんがん)を 開いてみれば 富士の山 善し悪しともに 現れにけり」(食行身録)「目に見えぬ …

善導大師『阿弥陀如来を観想する教えの入口』(観念法門)  第五十節

善導大師『阿弥陀如来を観想する教えの入口』(観念法門) 第五十節 また、『木槵経』には以下のような意味のことが説かれています。 「ある時、難陀国に波瑠璃という名前の王がいました。使いの者を派遣して仏のもとに赴かせました。使いの者は、仏のみ足を…

ブリテン 「戦争レクイエム」

youtubeで検索したら、ブリテンの「戦争レクイエム」の動画があった。 第一次大戦を描いたポール・ナッシュらの絵や一次大戦の写真が映る。 これを見てて、この歌を聴いていると、戦争はつくづく嫌になる。。それにしても、誰がこのような動画をつくってくれ…

駄詩 A blast from the past

時折、ふとなつかしくなることがある。 過ぎ去った月日をなつかしむのは、 無意味なことかもしれない。 しかし、輝くように素晴らしい月日があったこと、 なつかしい歳月があったということは、 それはそれで、きっと素晴らしいことだったのではなかろうか。…

善導大師『阿弥陀如来を観想する教えの入口』(観念法門)  第四十九節

善導大師『阿弥陀如来を観想する教えの入口』(観念法門) 第四十九節 また、『大集経』の「済竜品」に以下のような意味のことが説かれています。 「その時、娑伽羅竜王は、仏にお願いして竜宮の中にお迎えし、お供えものを供えました。仏は、竜の要請を受け…

“Loving-kindness meditation” “Meditado de Kompato” English-Esperanto

“Loving-kindness meditation” May I be free from anger. May I be free from enmity. May I be free from jealousy. May I preserve my own happiness. May all sentient beings be free from anger. May all sentient beings be free from enmity. May al…

善導大師『阿弥陀如来を観想する教えの入口』(観念法門)  第四十八節

善導大師『阿弥陀如来を観想する教えの入口』(観念法門) 第四十八節 『仏説観仏三昧海経』「密行品」第十二巻の第十段に以下のような意味のことが説かれています。 「釈尊は、アーナンダ尊者にお告げになられました。「未来の人々で、この念仏への集中を得…

私訳 「慈しみの随念」

「慈しみの随念」を自分で翻訳してみた。本当に素晴らしい瞑想と思う。繰り返し日々に実践したい。 「慈しみの随念」 Ahaṃ avero homi, abyāpajjo homi, anīgho homi, Sukhī attānaṃ pariharāmi. 私は怒りなき心でありますように。 私から自他を害する心がな…

311から一年

■東日本大震災1年で政府追悼式、両陛下が出席 (読売新聞 - 03月11日 15:16) http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20120311-OYT1T00345.htm << 野田首相は「ここに三つのことを誓いたい。復興を1日も早く成し遂げること。震災の教訓を未来に伝え語り…

善導大師『阿弥陀如来を観想する教えの入口』(観念法門) 第四十七節

善導大師『阿弥陀如来を観想する教えの入口』(観念法門) 第四十七節 質問します。み仏の教えに依拠して精励努力して、日夜六つの時間帯に礼拝・念仏・観想・読経し、戒をよく保って一心に輪廻の苦しみを厭い、三途の苦しみを恐れて、この一生を終えて阿弥…

楳本捨三 「いまなぜ第一次世界大戦か―教科書では学べない戦争の素顔」

いまなぜ第一次世界大戦か―教科書では学べない戦争の素顔作者: 楳本捨三出版社/メーカー: 光人社発売日: 1985/07/01メディア: 単行本この商品を含むブログ (1件) を見る 両軍合わせて六千六百九十四万四千名の将兵が全戦線でぶつかり、九百万が戦死・戦病死…

リチャード・カールソン 「小さいことにくよくよするな!―しょせん、すべては小さなこと」

小さいことにくよくよするな!―しょせん、すべては小さなこと作者: リチャードカールソン,Richard Carlson,小沢瑞穂出版社/メーカー: サンマーク出版発売日: 1998/06/01メディア: 単行本 クリック: 11回この商品を含むブログ (11件) を見る ひさしぶりに、ふ…

善導大師『阿弥陀如来を観想する教えの入口』(観念法門) 第四十六節

善導大師『阿弥陀如来を観想する教えの入口』(観念法門) 第四十六節 また質問します。 もし釈尊が入滅されたあと、あらゆる凡夫で、善いものであろうと悪いものであろうと、もし菩提心を起こして阿弥陀如来の浄土に往生したいと願う者が、日夜に心をかけて…

「泥仏放語百カ条」

清水公照さんという、昔東大寺の管長をされていた方の『華厳経入門』という本を読んでいたら、「泥仏放語百カ条」という、清水さんが華厳の教えを聴いて味わう中で折々に感じて書きためたという言葉が書いてあり、とても面白かった。 素晴らしい内容と思う。…

年間自殺者数、順調に減っている模様

■若者自殺、初の千人超え…学業不振・進路で悩み (読売新聞 - 03月09日 10:56) http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20120309-OYT1T00332.htm << 警察庁は9日、昨年1年間の全国の自殺者が3万651人だったと発表した。前年を1039人(3・3%)…

善導大師『阿弥陀如来を観想する教えの入口』(観念法門) 第四十五節

善導大師『阿弥陀如来を観想する教えの入口』(観念法門) 第四十五節 質問します。 釈尊がこの世にお出ましになったのは、五濁の凡夫を救おうとするためです。つまり慈悲の心で、十善戒に反する悪業は三途の苦しみの結果を招く原因だということを明らかに示…