海兵隊は昔、岐阜や山梨にいた

今日、ある方から聞いて驚いたのだが、


いま沖縄に駐留しているアメリカの海兵隊が、


もともとは1950年代半ばまでは岐阜と山梨に駐留していて、それから沖縄に移ったとのこと。


たしかに、ネットで調べてみたら、そういう風にきちんと情報が出ている。


なんちゅうか、沖縄に戦略的に重要だからいるとよく聴かされるけれど、べつにそうでもなかったのか。



もちろん、その後の情勢の変化等でいろいろ言えるかもしれない。

ただ、移転した当時においては、要するにまだ占領下にあった沖縄に、岐阜や山梨では反対世論がうるさいので、海兵隊を移転したというだけで、沖縄には戦略的重要性というより占領下だったという事情が大きく働いたということだ。


また、仮に海兵隊が一般的に言われているように即応戦力として重要であるならば、そもそも1950年代において、対ソ戦の観点からすれば岐阜や山梨に置かれるはずはなく、北海道か北海道近辺にいたはずである。


かつ、今日ほとんど、かつて1950年代半ばまで岐阜と山梨に海兵隊がいたということが全然言われず、忘れられ、知られていないというのは、どういうことだろう。


我々はあまりにも忘れていることが多く、刷り込まれていることが多いということなのかもしれない。