野田さんの安倍さん追悼演説を聞いて

今日、衆院本会議で野田佳彦元総理による、安倍晋三元総理の追悼演説が行われた。 リアルタイムには聞けなかったけれど、動画で視聴した。 正直、胸打たれた。 政治家の演説でこれほど感動させられることはあまり多くはないと思う。 政治的には立場を異にし…

安倍さんの訃報を聞いて

昨日、安倍さんの銃撃による訃報を聞いて驚いた。 私の数少ないモノマネのレパートリーの一つが、安倍さんのモノマネだった。たまにそれを使って人を笑わせたことがあった。また、一度だけ十年ぐらい前に実物を見たことがあった。そうしたことを思うと、昨日…

マルティアリスの詩 メモ

マルティアリスの詩で、以前も書いたが、気になっていたものがあった。 雑感 幸せな人生とは - elkoravoloの日記 当時はサリー伯の英訳までしか読めなかったが、ラテン語原文がちょっと読めそうな気がしてきたので、ラテン語原文をネットで探してみたら、見…

泉さんの話を聞いての感想

先日、知人の誘いで、泉健太さんのお話を聞きに行ってきた。初めて実物を見たけれど、さわやかな信頼できそうな人物のように感じられた。生活者目線の、生活安全保障ということを力説していて、物価上昇への対策や、家賃補助金を出す政策などを具体的にいろ…

ドラマ『オスマン帝国外伝』について

BS4で放映されていた『オスマン帝国外伝』のシーズン4の最終話を見た。シーズン4までなので、これですべて見たことになる。トルコでは2011年~2014年にかけて放映されたそうで、日本のBS4ではシーズン1が2019年に放映され、その時から視聴した。最後まで…

祖母と正信偈

先日、祖母の命日に、ひさしぶりに正信偈を読んだ。祖母は若い時に父親に先立たれ、そのあと息子を幼い時に事故で失くし、弟が戦死した。娘の一人(私の伯母)もわりと若くして亡くなったし、私の妹である孫にも先立たれたので、生きている間多くの悲しみや…

歎異抄第四条について

古典というのは、しばらくして読みなおすと、その時の状況によって、以前読んだ時はあんまり深く感じなかったことを感じさせられたり考えさせられたりすることがある。 私にとって、最近は歎異抄がそうだった。特に以下の第四条がである。 「一 慈悲に聖道・…

花祭りの日によせて

今日は花祭りの日で、日本では仏陀釈尊の生まれた日とされる。(スリランカなどではウエサカ祭の日とされている。) 私が通った幼稚園は浄土真宗のお寺さんがやっているところだったので、そういえばかすかな記憶でお花祭りの日には甘茶を注いだり歌を歌った…

怨みに報ゆるに徳を以てせよ

ロシアのウクライナに対する侵略戦争と、その結果としてのウクライナの被害や瓦礫の山を報道で見ていて、ふと思ったことがある。日中戦争のあとの、中国はまさに今のウクライナのような目に遭いながら、「怨みに報ゆるに徳を以てせよ」と言って、日本に対す…

「台湾の不思議な思い出」

「台湾の不思議な思い出」 旅行をすると、誰にでも少し不思議な思い出ができる場合がある。 あとで思い出すと、そのつど何かとても大切なことを教えられるような思い出が。 私も、かれこれ二十年ぐらい前に台湾をひとり旅した時に、こんな思い出があった。 …

311から11年

311から11年。この日が来るたびに、思い起して忘れないようにしなければと思うことが、私には三つある。 ①人間の想像力の弱さ。②誰にでもいつ何が起こるかわからないことへの謙虚さ。③世界中が助けてくれたこと。 の三つである。 ①は、主に以下の二つのこと…

色川大吉さんの訃報を聞いて

色川大吉さんの訃報を報道で知った。高校や大学の頃、色川さんの書いた歴史の本が好きでよく読んだ。民衆史、と言えばいいのだろうか、司馬遼太郎のような英雄の活躍ではなく、明治や昭和の時代の名もなき草莽の人々を描いた歴史は、とても胸を打たれ、多く…

終戦ドラマ『しかたなかったと言うてはいかんのです』を見て

終戦ドラマ『しかたなかったと言うてはいかんのです』を見た。五輪の関係か、民放では本当に戦争の歴史を語り継ぐ番組が今年は少なかったというか、ほとんど見かけなかったが気がするが、NHKはこうしたドラマや他にもいくつか特集をきちんとつくってくれてい…

戦没者の遺骨の追悼について

先日、録画していたTBSの「報道特集」を見た。戦没者の遺骨についての特集だった。 先の大戦で、海外で死亡した日本人は240万人だが、そのうち112人万人の遺骨は未だに収集されずそのままになっていること、そのうち30万人分が海中にそのままになっていると…

アヴェスタを読んでの感想

野田恵剛『アヴェスタ 原典完訳』(国書刊行会)を読み終わった。昨年刊行された日本初の原典からのアヴェスタの全訳で、なにせ640頁ぐらいあるので、なかなか読むのは大変だった。訳者はさぞかし大変だったと思う。アヴェスタは言うまでもなく、ゾロアスタ…

ETV「心の時代」今井紀明「怒りを超えて優しさを」を見て

ETV「心の時代」の、今井紀明さんという方の「怒りを超えて優しさを」の回を、この前録画していたので見た。 https://www.nhk.jp/p/ts/X83KJR6973/episode/te/119PN5Y1W8/ 今井さんは2004年にイラクで人質となった過去を持つ。 そういえば、当時高校生の人が…

東京五輪の音楽担当者の過去の言動についての雑感

東京五輪の開会式の音楽制作に小山田圭吾という人が参加していたそうだが、その人の過去のいじめについて、最近問題になっていた。 さほど関心がなかったし、その人についてよく知らなかったので、そこまでひどいものとは思っていたなかったら、ネット上にそ…

中村薫さんについて

真宗大谷派のお坊さんで、中村薫さんという方がいて、随分前に一度だけ御話を聞いたことがあった。たしか、鳥栖の九州龍谷短大で特別公開講演か何かがあって、そこで聞いたと思う。 だいぶ前に買っていたその方の『いのちの根源』(法蔵館)という本を、ふと…

前田利貴という人の遺書について

昨夜、『世紀の遺書』をひさしぶりに少し読んでいたら、前田利貴という方の遺書があった。 陸軍大尉で、31歳で戦犯として処刑されたそうである。名前から、ひょっとして前田家の係累だろうかと思い調べてみたらやはりそのようで、加賀前田家の分家の男爵家の…

ゼンダウエスタって誰?と思いきや

堀秀彦編『格言の花束』(現代教養文庫)という本があり、古今東西のさまざまな格言を集めてある。 その中に、「ゼンダウエスタ」という人の言葉として、 「神はよき思想のうちに、真実の言葉のうちに誠実なる行為のうちにあらわれる。そしてみずからの息吹…

どろさん「日蓮上人書『念仏無間地獄抄』を破釈する 」

どろさんが昔書いていた文章を転載する。たぶん、全集にも載っていないと思う。 【目次】1.はじめに2.【日蓮上人『念仏無間抄』のこと】3.【念仏は釈迦の正法である法華経を誹謗し、こわす教えですか】4.【念仏は釈迦を捨てて他人である阿弥陀仏にす…

千住真理子さんの演奏を聴いて

今日は、千住真理子さんのコンサートがアクロス福岡であったので聞きに行ってきた。 千住さんの演奏は、十二年前に聞いたことがあり、その時も感動したけれど、今日もとても素晴らしかった。 曲目は、 J.S.バッハ:無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ …

てれふく「“生きる”ことを教わった〜ホームレス支援の若者たち〜」を見て

昨日、てれふくであっていた「“生きる”ことを教わった〜ホームレス支援の若者たち〜」を見た。 www.nhk.jp 北九州でホームレス支援を長年行っている奥田知志牧師の抱樸館と、その職員の若いスタッフの特集だった。 顔の見える関係や絆をつくることの大切さや…

こころの時代「水俣いのちの海のただなかで」を見て

録画していたETVのこころの時代「水俣いのちの海のただなかで」を見た。 緒方正人さんと緒方正実さんの御話で、家族の水俣病による苦しみや死や、御本人の苦悩や体験を通じた御話をされていた。 実は私は、2013年に緒方正人さんの、2017年に緒方正実さんの講…

BSドキュ「ゴルバチョフ 老政治家の“遺言”」を見て

録画していたBSドキュメンタリーの「ゴルバチョフ 老政治家の“遺言”」という番組を見た。去年の制作の番組で、90歳になるゴルバチョフのインタビュー番組だった。 「大切なのは命であり、命をどう扱い、扱われるかということだ。」 というメッセージには、感…

八幡愚童訓乙本 不浄事

不浄事。 右、御詫宣に、吾れ神道と現れて、深く不浄を差別するゆえは吾れ不浄の者と、旡道の者を見ば、吾心倦みて相をみざるなり。我人五辛肉食せず、女の汗穢各三日七日、死穢は三十三日、生穢は二七日なりとぞありし。香椎の宮には、聖母の月水の御時、い…

八幡愚童訓乙本 正直事

正直事。 右、大菩薩、已に八正道より権迹をたれたまえば、群類の謟曲を除かんと思しめすゆえに、御詫宣に、神吾れ正道を崇め行わんと思うは、国家安寧のゆえなりとある。誠にも非法を旨とし、正道を捨つる時は、その国必滅亡する事なれば、邪をすて正に帰よ…

八幡愚童訓乙本 受戒御事

受戒御事。 右滅罪生善のはかりごと、正法久住の徳、出家受戒による故、たとひ宝塔を起て、忉利天に至るも、また出家・受戒の功徳に劣り、戒はこれ旡上菩薩の本と。もし大利を求まば、まさに戒を堅持すべしといへり。このゆえに、大菩薩も御許山の石体の坤に…

「鉄丸を食すといへども、 心穢なき人の物を受けず。 銅焰に坐すといへども、 心濁りたる人のところに到らず。」  

「鉄丸を食すといへども、 心穢なき人の物を受けず。 銅焰に坐すといへども、 心濁りたる人のところに到らず。」 という言葉が、八幡大菩薩の託宣にあったとして、中世でよく軸などに書いて尊重されていたそうである。 なかなか潔くて良い言葉である。 「三…

八幡愚童訓 乙本

「八幡愚童訓乙本」 (原文カタカナをひらがなにしている。八幡大井と書いてあるのは、「八幡大菩薩」と読む。) 八幡愚童訓上並序 夫人界に来る事は。六趣の中勝れたり。神国に生るゝ事は。四州の間に越たり。天修鬼畜の苦楽を感じたらましかば。仏法値遇の…