最近、某SNSで、ソマリランドの人々とたくさん仲良くなった。
それで、ソマリランドの代表的な詩人の、ハドラウィという詩人の詩の英訳が載っているサイトを教えてもらった。
読んでみると、ぜんぜん今まで読んだことがない世界と雰囲気で、とても良かった。
いくつか、抜粋してみると、こんな感じである。
「ただ漫然と日の出を待っていてはいけない。
大地が闇に包まれる時、
真夜中に、
あなたはともしびとならなければならない。」
「嘆き悲しんで一日を無駄にしてはいけない。
はっきり言うなら、それらを解決するのがあなたの義務なのです。
だから、明日の計画を立てなさい。
人生には自分自身がはっきりしていることが大切だ。
適切なルール、健全な方法、
このうちのどれも、できないことは一つもない。
適切な知識を大事にして、
それにふさわしい行動と組み合わせる。
そうすれば、あなたは何ひとつ不自由しないことでしょう。
これこそが文明ということだ、
そしてそれのみが人生の本質なのだ。」
「この人生を
穏やかに、
味わい深く、健やかに過ごしたいと願うなら、
進むべき道がある。
一つとなって、
重荷を分かち合う時に、
人々よ、あなた方は繁栄するのだ。
それが唯一の香り高い慰めとなる。
もし片翼が弱まれば、
その末路は悲惨なものとなる。」
もっと長い長い詩の一部だが、深い感銘を受けた。
やっぱり、まだまだ知らない詩が世界にはたくさんあるものだなぁ。
ちなみに、ソマリランドは三人に一人は詩人と言われるほど、詩が盛んだそうである。
ソマリ語は、またスワヒリ語とは全く異なる言語体系だそうである。
ちなみに、ソマリランドは、国連加盟国ではイスラエルが唯一承認している国で、ほとんどの国々や国連からは承認されていない。
ソマリアの一部とみなされているが、90年代初頭に独立を宣言している。
経緯を言うと、ソマリアは複数の部族からできているが、特に主要な部族が五つあるそうである。
そのうち、イサーク族という北部の部族が、他の部族を中心とする独裁政権から苛酷な弾圧を受け、1980年代後半に15万~20万人虐殺されたそうである。
イサーク族はたまりかねて立ち上がり、ソマリランドを建国し、独立を宣言したそうである。
その後、ソマリランドはアフリカの奇跡と呼ばれるほど、民主的で法の支配にもとづく優れた統治を実現したが、ソマリアは破綻国家と言われるほど内戦とイスラム過激派の跋扈によって悲惨な低迷を続けているそうである。
ソマリアがフーシ派やイランとつるんでいるようで、その対抗上、ソマリランドはイスラエルと強固な関係を築いているそうである。
つい最近まで、ソマリランドのこともよく知らず、ましてやハドラウィの詩もぜんぜん知らなかったが、世の中にはまだまだ知らない素晴らしい詩あるものだなぁとあらためて感銘深かった。