2013-11-01から1ヶ月間の記事一覧

雑詩 信仰のない私を

自分をどうして神は造ったのだろう。不幸でみじめで何も世に寄与できないならば、 どうして私を創ったのだろう。いや、神はきっと何か目的があって私をつくったのだろう。私の考えよりも神の考えは深い。私の考えよりも神の考えは広い。そのことを忘れてしま…

雑詩 歩くと

雑詩 歩くと どこか知らない、普通の町を、ゆっくり歩いている夢を見た。 歩くと、何でもない普通の場所に至るところに、色彩豊かな花が咲いていることに気付いた。 車だと通り過ぎてしまう。 いろんな景色。 そのことを、この夢は教えてくれたのだろうか。 …

雑感 伊藤博文と安重根について

安重根:「英雄視」韓国と「反発」日本が応酬 深まる溝 毎日新聞 2013年11月19日http://mainichi.jp/select/news/20131120k0000m010045000c.html 安重根の銅像を中国に韓国がつくる計画があるということがニュースになっていた。 菅官房長官は遺憾の意を伝え…

絵本 「森からのてがみ」

森からのてがみ (福音館の科学シリーズ)作者: ニコライスラトコフ,あべ弘士,Nikolai I. Sladkov,松谷さやか出版社/メーカー: 福音館書店発売日: 2000/05/25メディア: 単行本この商品を含むブログ (1件) を見る森からのてがみ〈2〉クマのねがえり・ハリネズミ…

「クオレ」

クオレ (世界文学の玉手箱)作者: エドモンドデ・アミーチス,Edmondo De Amicis,杉浦明平出版社/メーカー: 河出書房新社発売日: 1993/02メディア: 文庫この商品を含むブログを見る 『クオレ』は、小さい頃途中まで読んで、ずっと忘れていた。ふと、だいぶ前に…

雑感 アナウィム

アナウィム、というヘブライ語の言葉があるそうである。 「貧しい人々」などと訳されるが、圧迫されている人、誰も助けのない人、なによりも「見捨てられた人」、「見放された人」といった意味があるそうである。 こんなことを言うと、贅沢でわがままだと言…

雑詩 もつれた運命の糸

雑詩 もつれた運命の糸 ユダヤの古い歌の「もつれた運命をほどいてください」という歌詞が、 心にしみる。 自分自身のもつれた運命の糸を、どうやったらほどくことができるのか。 心は挫け、 立ち上がる力もなくかがみこむ。 私にもかつては輝かしい時があっ…

メモ帳

昨日今日で、マルコによる福音書を最初から最後まで久しぶりに読み直してみた。 あらためて深く胸を打たれた。 あらためて、愛に貫かれた御生涯だったのだと思った。 申命記も読み直してみた。 以前読んだ時より、申命記も、全篇神の愛に包まれていることが…

雑詩 主がいれば

雑詩 主がいれば 知らぬ間に年をとり、 束の間に疲れてしまった。 私の人生はなんだったのだろう。 運命に流されるうちに、 何もなすこともなく月日は過ぎた。 私に何か意味はあったのだろうか。 主がこの世界を創り、私をつくったのならば、 私の存在も何か…

雑誌 見えざる手

雑詩 見えざる手 主の御手は、 不思議な働きをする。 さまざまな人を通し、 さまざまな出来事を通し。 私が気づかない中に、 さまざまなはからいや導きが、 今までもあり、 これからもあるのだろう。 見えざる手を、 信頼する時、 希望と愛と信仰に、 人は生…

雑詩 いくつか

雑詩 いくつか 1、 迷う愚かな心の私。賢き清き主。隔絶すれど、常に近くにまします。 2、 こごえた心の私をほのかに暖める主の愛のありがたさやさしさ 3、 特に生きていて意味があるとも思えないが、特に死ぬわけにもいかぬ以上主にいただいたいのちを輝…

雑詩 被造物

雑詩 被造物 主がつくったものは、 すべて美しく、 すべて愛しい。 すべてのものは、 主がつくった。 ゆえに、キリストは、 すべてを慈しみ、 すべてを美しくす。 人の堕落が、 醜くしてしまったこの世界に、 神の修復の御手は常に働く。 人もまた、 修復の…

雑詩 キリスト

雑詩 キリスト 我、君から逃れ、 君を忌み、 離れんとし、 君を恥とし、 反発す。 しかれども、 いつの間にか、 君の道にありき。 いな、君にあらず。 主なり。 君を主と認めんがための、 わが半生なりき。

雑詩 傷

雑詩 傷 人の裏切りが、 月日が経っても深く心に傷となっている時に、 キリストも、愛する弟子から裏切られ、 どれほど悲しかったろうと、 はじめて思い至った。 人の心ない言葉が、 月日が経っても深く心に傷となっている時に、 キリストも、人々から嘲られ…

雑詩 疲れた時に

雑詩 疲れた時に 主よ、疲れました。 疲れ果てました。 そう愚痴っても、 キリストはただ微笑み給う。 責めもせず、裁きもせず。 静かな微笑みこそ、 何よりの救い。 人は責めや励ましよりも、 愛によって生きる。 しばらく休み、 また杖をつきつつ、 私は急…

雑詩 孤独ではなく

雑詩 孤独ではなく 私は孤独です。 そう言うと、 主は悲しそうにただ黙っておられた。 私が孤独だと、 主が悲しむのだとすれば、 孤独ではなく、 自ら愛して生きていこう。 私が喜ぶ時、 主が喜んでくださるならば。

雑詩 意味

雑詩 意味 私の人生に何か意味はあったのでしょうか? キリストはただ黙って微笑み給う。 その時、私は悟った。 人生の意味は、何かを成し遂げることでも、 何かを得ることでもなく、 ただ愛することにあるのだと。 そして、愛し、愛された分だけ、 私の人生…

雑詩 道に

雑詩 道に 何かを求めて、 さまよってきた。 それが何かわからず。 何かに渇いて、 さまよってきた。 それが何かわからず。 足を棒にしてさまよい、 のどは乾き喘いできた。 キリストのあわれみ深いまなざしが、 そそがれているのを感じた。 いまだ何も得ず…

バラ・スッタ (力経)を読んで

増支部経典第九集の力経(バラ・スッタ)を読んでいて、なるほどと思った。それによれば、智慧の力(パンニャー・バラ) 精進の力(ヴィリヤ・バラ) 過ちが何もないことによる力(アナワッジャ・バラ) 人々をまとめ治める力(サンガハ・バラ)の四つの力が…

渡辺和子 「置かれた場所で咲きなさい」

置かれた場所で咲きなさい作者: 渡辺和子出版社/メーカー: 幻冬舎発売日: 2012/04/25メディア: 単行本(ソフトカバー)購入: 40人 クリック: 1,131回この商品を含むブログ (62件) を見るとても素晴らしい本だった。著者はシスターで、二二六事件の時に殺され…

絵本 「ファーディとおちば」

ファーディとおちば作者: ジュリアローリンソン,ティファニービーク,Julia Rawlinson,Tiphanie Beeke,木坂涼出版社/メーカー: 理論社発売日: 2006/10メディア: 大型本 クリック: 3回この商品を含むブログ (10件) を見る とても繊細でかわいらしい、素晴らし…

絵本 「サーカスのライオン」

サーカスのライオン (おはなし名作絵本 16)作者: 川村たかし,斎藤博之出版社/メーカー: ポプラ社発売日: 1972/11メディア: 単行本 クリック: 4回この商品を含むブログ (4件) を見る たまたま、ある少年と深い心の絆で結ばれた、年老いたサーカスのライオン。…

絵本 「せかいは新しくなる」

せかいは新しくなる (みんなの聖書・絵本シリーズ)作者: 日本聖書協会,藤本四郎出版社/メーカー: 日本聖書協会発売日: 2011/02/01メディア: 大型本この商品を含むブログを見る 聖書のミラクル・ダイジェストで、天地創造から今までを、一冊の絵本にぎゅっと…

絵本 「ペトロのやくそく」

ペトロのやくそく(新約聖書) (みんなの聖書・絵本シリーズ)作者: 日本聖書協会,杉田幸子出版社/メーカー: 日本聖書協会発売日: 2010/02/01メディア: 大型本この商品を含むブログを見るペテロがキリストに出会った頃から、キリストが足を洗ってくれたこと、三…

絵本 「まよえる小羊」

まよえる小羊(新約聖書) (みんなの聖書・絵本シリーズ)作者: 日本聖書協会,杉田幸子出版社/メーカー: 日本聖書協会発売日: 2009/08メディア: 大型本この商品を含むブログを見る 聖書の中の「迷える小羊」と「放蕩息子の帰還」のふたつの物語を絵本にしたもの…

「ヨム・キプール」の歌

この前、たまたまyoutubeで、スティーブ・マッコネル(Steve Mcconnell)という歌手の「ヨム・キプール」という歌を聞き、とても感動した。 ヨム・キプールというのは、ユダヤ教の一年に一度の大贖罪日のことで、その日はユダヤ教徒は断食し、罪を悔い改め、…

神に仕える・賛美するとは

ユダヤ教では毎朝唱えるシェマーの祈りの中で、聖書の申命記の十一章の十三節の箇所があり、 もし神に「魂を尽くして仕えるならば」、多くの恵みが与えられる、ということが述べられる箇所がある。 その箇所を読んでいて、「神に仕える」とはどういうことだ…

2013 カティナ衣法要

先日、広島の慈しみ寺のカティナ衣法要に参加してきた。 去年も参加できたが、今年も参加でき、本当に良かった。 今回は、マヒンダ大長老やデニヤーイェ長老に、他にも三人のスリランカから来られた僧侶の方々を合わせて五人もの僧侶の方が素晴らしい読経を…

ビャッガパッジャ経の偈文

自らの仕事に情熱を持ち注意深く、 財産の管理に関して賢く、 バランスのとれた生活をし、 今まで積み重ねてきたものをよく守る。 (仏教をよく理解した上での)自信を持ち、道徳を持ち、 気前が良くて貪りから自由である。 来世の幸せに導く道のりをきれい…