2017-01-01から1年間の記事一覧
鴎外随筆集 (岩波文庫)作者: 森鴎外,千葉俊二出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 2000/11/16メディア: 文庫この商品を含むブログ (6件) を見るとても良い一冊だった。一種のResignationを持ちながらも、自由に、正直に生きようとする、そのバランス感覚が、お…
森鴎外 (明治の文学)作者: 森鴎外,坪内祐三,川本三郎出版社/メーカー: 筑摩書房発売日: 2000/10/01メディア: 単行本この商品を含むブログ (2件) を見る森鴎外の「田楽豆腐」や「花子」や「桟橋」は面白かった。 特に「田楽豆腐」はなかなか良い作品と思う。…
森鴎外 ちくま日本文学全集〈025〉/森鴎外作者: 森鴎外出版社/メーカー: 筑摩書房発売日: 1992/02メディア: 文庫この商品を含むブログを見る「安井夫人」などの名作や、「大発見」や「鼠坂」など、なかなか考えさせられる森鴎外の短編の傑作が収録。 チョイ…
山椒大夫・高瀬舟 (新潮文庫)作者: 森鴎外出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2006/06メディア: 文庫購入: 7人 クリック: 81回この商品を含むブログ (90件) を見る森鴎外の短編集。 本当に珠玉の名作の数々と思う。
アンナと王様(特別編) [DVD]出版社/メーカー: 20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン発売日: 2015/12/18メディア: DVDこの商品を含むブログを見るなかなか面白かった。 さすがハリウッドらしく、衣装が豪華だった。 タイの文化も興味深い…
北朝鮮が水爆を開発した以上、戦争は無理で、少なくとも当面は共存を図るしかないのではないか。 だというのに、韓国の文政権以外、あまり緊張緩和に努めている様子が各国に、特に日本の政府に見えないのは、どうしたことかと首をかしげる。 北朝鮮としては…
あした輝く 1巻作者: 里中満智子出版社/メーカー: 里中プロダクション発売日: 2014/11/10メディア: Kindle版この商品を含むブログを見るたまたまブックオフで一冊108円で全三巻が売っていたので、買って帰った。 私が生れる前の作品で、少女マンガの王道とい…
名将宮崎繁三郎―不敗、最前線指揮官の生涯 (光人社NF文庫)作者: 豊田穣出版社/メーカー: 光人社発売日: 2012/01/01メディア: 文庫購入: 2人 クリック: 6回この商品を含むブログを見るだいぶ昔から本棚に置いてあったのだけれど、なかなか読めずにいた。 今年…
先日、戦争中の資料展が近所であってて見た。いろんな戦時中の資料が展示してあってなかなか面白かった。 中でも、戦時中の写真を集めたスクラップブックを自由に閲覧できて、とても面白かった。 その中の、古い戦時中の新聞を見ていたら、大泉黒石という人…
今日、以前録画していた、「失われた大隊を救出せよ」というドキュメント番組を見た。http://www.nhk.or.jp/docudocu/program/2443/3115177/index.html 第二次世界大戦中に活躍した、アメリカの日系人部隊・442連隊についてのドキュメントである。 442連隊は…
ヒストリエ(10) (アフタヌーンKC)作者: 岩明均出版社/メーカー: 講談社発売日: 2017/03/23メディア: コミックこの商品を含むブログ (9件) を見る面白かった。 続きが楽しみである。
山へ行く (flowers comicsシリーズここではない・どこか 1)作者: 萩尾望都出版社/メーカー: 小学館発売日: 2007/06/26メディア: コミック購入: 2人 クリック: 31回この商品を含むブログ (65件) を見るすばらしい一冊だった。 並みの小説よりはるかに読み応え…
デモクラシーの冒険 (集英社新書)作者: テッサ・モーリス-スズキ,姜尚中出版社/メーカー: 集英社発売日: 2004/11/17メディア: 新書 クリック: 4回この商品を含むブログ (32件) を見る十三年前に出た本だが、今も変わらぬ、というか、かえってひどくなってい…
内村鑑三 (岩波新書 黄版 287)作者: 鈴木範久出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 1984/12/20メディア: 新書この商品を含むブログを見る内村鑑三についてわかりやすくまとめてあり、良い一冊である。
雁 (新潮文庫)作者: 森鴎外出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2008/02メディア: 文庫 クリック: 51回この商品を含むブログ (21件) を見る心に残る作品だった。この作品に出てくる人は、どれもそれほど悪い人ではなく、ごく普通の、わりと善人である。 しかし、…
いらない人間なんていない作者: 宮嶋望出版社/メーカー: いのちのことば社発売日: 2014/06/20メディア: 単行本(ソフトカバー)この商品を含むブログを見る良い本だった。 北海道の新得農場のチーズづくりの御話。 炭や微生物が人間の身体には大事なんだなぁ…
小林多喜二『党生活者』を読んだ。 蟹工船・党生活者 (新潮文庫)作者: 小林多喜二出版社/メーカー: 新潮社発売日: 1953/06/30メディア: ペーパーバック購入: 12人 クリック: 139回この商品を含むブログ (264件) を見るだいぶ前に、『蟹工船』は読んだことが…
映画「母 小林多喜二の母の物語」を見た。 http://www.gendaipro.com/haha/ とても胸打たれる、良い映画だった。 小林多喜二の母・セキの役を寺島しのぶが演じていて、好演していた。 たぶん、寺島しのぶの最高傑作なのではなかろうか。 原作は三浦綾子だそ…
911の特集番組を見た。 http://www.nhk.or.jp/docudocu/program/3444/1453038/911の時、ホワイトハウスもテロのターゲットという情報が伝わり、ホワイトハウスの人々は騒然となったそうである。 四機目のハイジャックされた飛行機は、乗客の人々の抵抗…
アトンの娘 ツタンカーメンの妻の物語 文庫版 コミック 全3巻完結セット (中公文庫―コミック版)作者: 里中満智子出版社/メーカー: 中央公論新社発売日: 2003/11/01メディア: 文庫この商品を含むブログを見るこれは名作だった。 古代エジプトが舞台で、ツタン…
今日は花祭りの日。 日本だと仏陀の降誕会ということになっている。 ただ、スリランカやタイなどの国では、ウェーサーカー祭という祭りが、日本の花祭りとは別の日に行われている。 ウェーサーカ祭は、仏陀の誕生日と悟りを開いた人と入滅した日を祝うお祭り…
古代アッシリアの格言集に「賢者アヒカルの言葉」というのがある。 アッシリアのセンナケリブ王やエサルハドン王に仕えた顧問官だった人物である。格言集の冒頭には、そうした王たちに仕えて位人臣を極めたアヒカルが、子どもがいなかったので甥を養子に迎え…
マンガ ユング深層心理学入門 (講談社プラスアルファ文庫)作者: 石田おさむ出版社/メーカー: 講談社発売日: 1997/01メディア: 文庫 クリック: 4回この商品を含むブログ (13件) を見るわかりやすくよくまとめてあった。 面白かった。
シュメル神話の世界―粘土板に刻まれた最古のロマン (中公新書)作者: 岡田明子,小林登志子出版社/メーカー: 中央公論新社発売日: 2008/12/01メディア: 新書購入: 1人 クリック: 25回この商品を含むブログ (15件) を見る世界最古の都市文明、シュメルの神話の…
誰かご存知の方がいたら教えていただきたいのだけれど、どう考えても不思議な場所に以前行ったことがある。といっても、そんなに遠いところではなく、同じ福岡県内である。十年ぐらい前、ちょうど今のように春頃、ドライブにぶらりと行った。 八女インターか…
ギリシャに伝わる伝説に、アッシリアの女王セミラミスの伝説がある。 幼くして親に捨てられ、鳩に育てられて成長し、やがて美しく聡明な少女となり、オンムスという軍人と恋に落ちる。 オンムスは将軍となり、バクトリア(というからインド西北部の古代国家…
新約聖書の世界作者: 高橋三郎出版社/メーカー: 教文館発売日: 1994/01メディア: 単行本この商品を含むブログ (1件) を見るこれはすばらしい名著だった。 新約聖書の成立過程を丹念に解きあかし、「使徒」と呼ばれる人自身が執筆したテキストは新約聖書の中…
銃殺命令―BC級戦犯の生と死 (朝日ノンフィクション)作者: 林えいだい出版社/メーカー: 朝日新聞社発売日: 1986/09メディア: 単行本この商品を含むブログ (1件) を見るこの本を読むまで私は全然知らなかったのだけれど、戦時中、折尾に俘虜収容所があり、アメ…
ブッダが説いたこと (岩波文庫)作者: ワールポラ・ラーフラ,今枝由郎出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 2016/02/17メディア: 文庫この商品を含むブログ (6件) を見る最良の仏教入門書として名高い一冊。 以前、英文で読んだことがあったけれど、あらためてこ…
ソクラテスの弁明 (光文社古典新訳文庫)作者: プラトン出版社/メーカー: 光文社発売日: 2013/12/20メディア: Kindle版この商品を含むブログを見る読みやすい良い訳だった。 ひさしぶりにふと『ソクラテスの弁明』を読みたくなり、一気に読んだ。 「吟味なし…