グテーレス国連事務総長、10.7から一年にあたっての声明  (全訳)

「グテーレス国連事務総長、10.7から一年にあたっての声明」
https://un.org/sg/en/content/sg/statement/2024-10-07/secretary-generals-message-mark-one-year-the-attacks-of-7-october-2023-scroll-down-for-arabic-chinese-french-hebrew-russian-and-spanish

 

今日、ハマスイスラエルで大規模なテロ攻撃を開始し、子どもたちや女性たちを含む1250人以上のイスラエル人と外国人を殺害した10月7日の恐ろしい出来事から1年を迎えます。

多くの女性や子供を含む250人以上が拉致され、ガザに連行されました。
 
10 月 7 日の攻撃はもろもろの魂を脅かし恐怖を与え傷つけました。
そしてこの日、私たちは残忍に殺され、性的暴力を含む言語を絶した暴力に苦しんだすべての人々のことを思い出します。
彼らはただ自分の人生を生きていたことを思い出します。  
 
この日は、人質拉致を含むハマスの忌まわしい行為に対して、国際社会が徹底的な非難を大きな声で繰り返すべき日です。  
 
この 1 年間、私は人質の家族と会い、彼らの愛する人の人生、希望、夢についてさらに学び、彼らの苦悩や痛みを分かち合いました。
彼らが毎日耐えなければならない拷問は想像もつきません。
私はすべての人質の即時かつ無条件の解放を改めて要求します。
それまでの間、ハマス赤十字国際委員会による人質の面会を許可しなければなりません。
 
10 月 7 日は当然、あの恐ろしい日の出来事に焦点を当てる日です。
私はすべての犠牲者とその愛する人たちに連帯の意を表します。
10月7日以来、衝撃的な暴力と流血の波濤が爆発しました。
1年前の恐ろしい攻撃に続く戦争は、ガザのパレスチナ人、そして今ではレバノンの人々の命を粉々にし、深刻な人的苦痛を与え続けています。
私はこれについて何度もはっきりと話してきました。
人質解放の時が来ました。
銃声を黙らせる時が来ました。
この地域を巻き込んだ苦しみを止める時が来ました。平和、国際法、そして正義の時です。

国連はこれらの目標の達成に全力で取り組んでいます。

あまりにも多くの流血と分断の真っただ中で、私たちは希望を持ち続けなければなりません。
犠牲者の記憶に敬意を表し、家族を再会させ、中東全体の苦しみと暴力を終わらせましょう。
そして、イスラエルパレスチナ、そして地域の他のすべての国々が最終的に平和と尊厳の中で、そしてお互いを尊重しながら暮らせる紛争の永続的な解決に向けて、決して努力をやめないようにしましょう。