2012-05-01から1ヶ月間の記事一覧

理想の女性像 十年前と比べて

昔と比べてサラリーマンの「理想の女性像」はどう変わったの? 徹底検証! http://news.merumo.ne.jp/article/genre/819391 十年前と比べて、女性に求める理想は何か変わったかと考えると、 べつに高望みはしないので、長く添い遂げられる相手が見つかればい…

原発ムラは軍部に似ていると菅さんが指摘したこと

先日の国会事故調の質問に答える中で、原発ムラを戦前の軍部と似ていると菅さんが国会調査委の質問に対してはっきり指摘した。 これは大きな意味があると思う。 原発ムラから巨額の資金提供を受けている政治家たちは、とてもこうは言えまい。 勇気ある発言と…

なつかしい、「スーホの白い馬」

ある民族楽器に伝わる哀しい民話 http://www.sinkan.jp/news/index_2721.html?link=all スーホの白い馬、なつかしいなぁ。 小学生の時に、絵本で読んで、とても心動かされた記憶がある。 つい最近、この新しいヴァージョンのスーフの白い馬の絵本を、うちの…

雑詩 人生は束の間

人生は束の間、風のように早く過ぎゆく。愛も移ろいゆき、いつか消え果て、去りゆく。若き日も刻々と去り、青春の歓びはほんの束の間に過ぎない。過ぎ去ってみれば、執着しても無駄なことで、もはや戻らず。老いと病と死が人のさだめ、砂時計のように貴重な…

だらしない生活から脱却する10の方法

だらしな生活から脱却する10の方法 http://www.excite.co.jp/News/column_g/20120525/Allabout_20120525_2.html 本文とは別に、私がだらしない生活から脱却するために、仏典等々から学んで役に立つと思うことは、以下の十。 一、人は必ずいつか死ぬ存在であ…

ペトラルカ風に ペトラルカへの手紙 その8

ペトラルカ風に ペトラルカへの手紙 その8 (韻文書簡風に) 愚にもつかぬ繰り言を、われ君に述べん。 嗚呼、明るい瞳はいまいずこ。 その昔(かみ)、汝(なれ)の笑顔、我にそそがれしこともあり。 白き手、頬、胸、肌の柔らかき、 それらは遠く去り、 我…

ペトラルカ風に ペトラルカへの手紙 その7

ペトラルカ風に ペトラルカへの手紙 その7 人がこの人生を渡っていくというのは、なんと困難なことでしょう。 ただ生きていくだけでも大変なのに、その上、善く生きようと欲するならば、どれほどの智慧と勇気と努力を要することか。 人間の一生というのは、…

ペトラルカ風に ペトラルカへの手紙 その6

ペトラルカ風に ペトラルカへの手紙 その6 いつの世も愚かしいものだとは思うべきかもしれません。 また、いつの世も、大半の人間というのは不平不満ばかりで、不従順なものだと理解すべきかもしれません。 貴殿の生きた十四世紀のイタリアも、また混乱や分…

ペトラルカ風に ペトラルカへの手紙 その5

ペトラルカ風に ペトラルカへの手紙 その5 「善い人間になること」 それが何にも優る目的であると、貴殿は『無知について』の中で述べておられます。 なるほど、これはとても大事なことです。 貴殿がおっしゃるとおり、幸福な生活とは何なのか、人間の本性…

福澤諭吉の伝えたシンハラ文字の礼拝文

石河幹明が編纂したやたら分厚い『福沢諭吉伝』全四巻は、いまもって福沢諭吉の伝記としては重要な資料だと思うが、その四巻の八十一頁に、 福沢諭吉がヨーロッパに行く途中にスリランカに立ち寄った時に、その地のとても徳の高そうなお坊さんからもらったと…

ペトラルカ風に ペトラルカへの手紙 その4

ペトラルカ風に ペトラルカへの手紙 その4 自分を不幸だと思うのは、おそらくは甚だしい誤りなのでしょう。 世の中に、自分より幸福な人間がいるのも事実でありましょうけれど、自分より不幸な人が多いのも事実でしょう。 この世界全体から見れば、内戦や飢…

ペトラルカ風に ペトラルカへの手紙 その3

ペトラルカ風に ペトラルカへの手紙 その3 (韻文書簡風に) かつて、ほんの六十数年前、たった一国で、三カ月間も世界を相手に戦った。 そんな国が、かつて歴史上にあったろうか。 ドイツすら降伏した後に、たった一ヶ国で、世界を相手に。 なるほど、愚行か…

ペトラルカ風に ペトラルカへの手紙 その2

ペトラルカ風に ペトラルカへの手紙 その2 拝啓。 先日に引き続き、重ねて御手紙をさしあげます。 私の手紙をどのようにお思いになられたことでしょうか。 とるにたらないものと思われたことでしょうか、それとも珍奇なものだと思われた事でしょうか。 ある…

ペトラルカ風に ペトラルカへの手紙

ペトラルカ風に ペトラルカへの手紙 はじめまして。 先日、貴殿の『わが秘密』と『書簡集』を読みました。 それで、唐突ですが、手紙を書かせていただきました。 私が身の程知らずにも貴殿に手紙を書こうと思い立ったのは、貴殿の『書簡集』に触発されたから…

ペトラルカ 「ルネサンス書簡集」

ペトラルカ ルネサンス書簡集 (岩波文庫)作者: 近藤恒一出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 1989/09/18メディア: 文庫 クリック: 3回この商品を含むブログ (4件) を見るとても面白かった。 ペトラルカが書いたさまざまな手紙が収録されているのだけれど、ペト…

プーシキン 『スペードの女王・ベールキン物語』読了

スペードの女王・ベールキン物語 (岩波文庫)作者: プーシキン,神西清出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 2005/04/15メディア: 文庫購入: 2人 クリック: 31回この商品を含むブログ (27件) を見る プーシキンの「スペードの女王」は、本当面白かった。 ひさびさ…

ペトラルカ 『わが秘密』を読んで

わが秘密 (岩波文庫)作者: ペトラルカ,近藤恒一出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 1996/03/18メディア: 文庫 クリック: 6回この商品を含むブログ (2件) を見る ペトラルカの『わが秘密』を読んだ。 この本、十年ぐらい前に、一回読んだかすかな記憶がある。 …

後宇多天皇「顕密の教法の心をよませ給いける長歌」

後宇多天皇「顕密の教法の心をよませ給いける長歌」 くもりなき 心は空に 照らせども われと隔つる 浮雲を 風のたよりに さそい来て いつを始めと 闇(くら)きより 闇(くら)き道にも 迷ふらむ これを救はむ ためとてぞ 三世の仏は 出でにける 説きおく法…

普希金の奥涅金

先日、プーシキンの「オネーギン」を読んで、ふと中国語でどう表記するのだろうと思って調べてみたら、プーシキンは「普希金」、「オネーギン」は「奥涅金」、と表記するそうだ。。うぉ、なんだか、全然違うイメージが連想される。。なんだか、弁髪をした人…

プーシキン 『オネーギン』を読んで

オネーギン (岩波文庫 赤604-1)作者: プーシキン,池田健太郎出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 2006/09/15メディア: 文庫購入: 5人 クリック: 14回この商品を含むブログ (35件) を見る プーシキンの『オネーギン』を読んだ。 とても面白かった。 たぶん、こ…

O先生との質疑応答メモ

O先生との質疑応答メモ (昨日、O先生に、一時間ほど一対一でいろんな質疑応答をさせていただいた。 八十二か三になられるはずだけれど、とてもお元気で、信じられないぐらい密度の濃い御話を次々にしてくださった。 以下のメモは、あとで記憶をもとに書い…

「世界に良い影響」日本トップ

■「世界に良い影響」日本トップ…BBC読売調査 (読売新聞 - 05月11日 08:02) http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20120510-OYT1T01606.htm 日本は世界に良い影響を与えていると、世界各国でも評価が高いようだ。 実際にそうだからこそ、そのように思って…

往生要集に出てくる不思議なエピソード

源信和尚の『往生要集』に、とても面白い話が載っていた。 玄奘三蔵の『大東西域記』からの引用らしい。 どういう話かというと、 あるところに、一人の博士がいた。 錬金術やさまざまな仙術を極めていたけれど、まだ雲に乗って移動する術は身に付けていなか…

源信の少年時代の夢の話

源信和尚は、まだ幼少の頃、ある時にこんな夢を見たそうだ。 お寺に行くと、さまざまな鏡がお堂の中に置いてあって、大きいものや小さいものや、さまざまな種類の鏡があった。 お寺のお坊さんが、その中から、源信に小さな曇った鏡を手渡した。 「自分は大き…

メモ

福澤諭吉は、自分の別宅に篠原順明という真宗大谷派(東本願寺)のお坊さんを住まわせて、よく法談をしていたそうだ。東本願寺の財政再建問題についても、中村道太や篠原順明とのつながりから、思ったより深くコミットメントしていたようだ。どうも、福澤諭…

源信 往生要集 を読んで

今日、源信和尚の『往生要集』を読み終わった。中公から出ている『日本の名著』シリーズの中に入っている現代語訳で読みながら、原文を対照させて読んでいったのだけれど、本当に素晴らしかった。 原文も素晴らしいけれど、この現代語訳はとてもしっかりして…

メモ 仏教関連詩歌

「いつしかと 君にと思いし 若菜をば 法の道にぞ 今日は摘みつる」(村上天皇) 「ひとたびも 聞きし御法を 種として 仏の身とぞ 誰もなりぬる」(崇徳天皇) 「降る雪は 谷のとぼそを 埋むとも 三世の仏の 日や照らすらむ」(崇徳天皇)「さまざまに 千々の…

「念仏者の生き方の鏡」  (現代語訳・吹野清胤「念仏行者渡世のかがみ」)

「念仏者の生き方の鏡」 (現代語訳・吹野清胤「念仏行者渡世のかがみ」) 写(うつし) 南無阿弥陀仏 遺書 子や孫に届いた時に、心がけや理解のきっかけにでもなってくれればと思い、私が受けとめ理解したことのおおまかなことを、以下に書き記して残してお…

一応、華厳経、通読

江部鴨村『口語全訳・華厳経』を、最後の入法界品を除く離世間品までの分、すべて読んだ。 入法界品は他の訳でざっと読んだことがあるので、これで一応、華厳経をすべて一応は読んだ。 すばらしかった。 また入法界品を今度は丹念にそのうち読んでみたい。 …

華厳経メモ その4

【離世間品】 「十種の奇特な想い」 一、 一切の善根において自分の善根のおもいを生ずる。 二、 一切の善根において菩提の種子のおもいを生ずる。 三、 一切衆生において菩提の器のおもいを生ずる。 四、 一切の願において自分の願のおもいを生ずる。 五、 …