雑詩 道に

雑詩 道に


何かを求めて、
さまよってきた。


それが何かわからず。


何かに渇いて、
さまよってきた。


それが何かわからず。


足を棒にしてさまよい、
のどは乾き喘いできた。


キリストのあわれみ深いまなざしが、
そそがれているのを感じた。


いまだ何も得ずに、
すべては得られた。


渇きは癒え、
すべての歩みは道の中にあったことがわかった。