2013-11-12から1日間の記事一覧

雑詩 被造物

雑詩 被造物 主がつくったものは、 すべて美しく、 すべて愛しい。 すべてのものは、 主がつくった。 ゆえに、キリストは、 すべてを慈しみ、 すべてを美しくす。 人の堕落が、 醜くしてしまったこの世界に、 神の修復の御手は常に働く。 人もまた、 修復の…

雑詩 キリスト

雑詩 キリスト 我、君から逃れ、 君を忌み、 離れんとし、 君を恥とし、 反発す。 しかれども、 いつの間にか、 君の道にありき。 いな、君にあらず。 主なり。 君を主と認めんがための、 わが半生なりき。

雑詩 傷

雑詩 傷 人の裏切りが、 月日が経っても深く心に傷となっている時に、 キリストも、愛する弟子から裏切られ、 どれほど悲しかったろうと、 はじめて思い至った。 人の心ない言葉が、 月日が経っても深く心に傷となっている時に、 キリストも、人々から嘲られ…

雑詩 疲れた時に

雑詩 疲れた時に 主よ、疲れました。 疲れ果てました。 そう愚痴っても、 キリストはただ微笑み給う。 責めもせず、裁きもせず。 静かな微笑みこそ、 何よりの救い。 人は責めや励ましよりも、 愛によって生きる。 しばらく休み、 また杖をつきつつ、 私は急…

雑詩 孤独ではなく

雑詩 孤独ではなく 私は孤独です。 そう言うと、 主は悲しそうにただ黙っておられた。 私が孤独だと、 主が悲しむのだとすれば、 孤独ではなく、 自ら愛して生きていこう。 私が喜ぶ時、 主が喜んでくださるならば。

雑詩 意味

雑詩 意味 私の人生に何か意味はあったのでしょうか? キリストはただ黙って微笑み給う。 その時、私は悟った。 人生の意味は、何かを成し遂げることでも、 何かを得ることでもなく、 ただ愛することにあるのだと。 そして、愛し、愛された分だけ、 私の人生…

雑詩 道に

雑詩 道に 何かを求めて、 さまよってきた。 それが何かわからず。 何かに渇いて、 さまよってきた。 それが何かわからず。 足を棒にしてさまよい、 のどは乾き喘いできた。 キリストのあわれみ深いまなざしが、 そそがれているのを感じた。 いまだ何も得ず…