2012-03-16から1日間の記事一覧

梶山雄一監修 「さとりへの遍歴―華厳経入法界品〈上〉」

さとりへの遍歴―華厳経入法界品〈上〉作者: 丹治昭義出版社/メーカー: 中央公論社発売日: 1994/01メディア: 単行本 クリック: 44回この商品を含むブログを見る 華厳経の入法界品サンスクリット語原文から現代語日本語訳してくれた、本当に貴重な一冊。 とっ…

メモ 「観世音菩薩 遅滞のない大悲の門 華厳経」

「観世音菩薩 遅滞のない大悲の門 華厳経」 「善男子よ、私は遅滞のない大悲の門という菩薩行の門を知っている。 善男子よ、この遅滞のない大悲の門という菩薩行の門は、すべての世(界)を分け隔てずに衆生の成熟と教化に向かい、普門から聞き、知らせるこ…

メモ 「悟りに向けて発心するとは」(華厳経 ドラヴィダ人メーガ)

「悟りに向けて発心するとは」(華厳経 ドラヴィダ人メーガ) 「善男子よ、もし人が無上正等覚に向けて発心しているならば、その人は、一、 あらゆる仏の系譜(仏性)に関してはそれをたやさないように努める人であり、 二、 離欲の系譜(離欲性)に関しては…

メモ 「菩提心とは」(華厳経 サーガラメーガ比丘)

「菩提心とは」(華厳経 サーガラメーガ比丘) 「(菩提心とは)即ち、一、 一切の衆生を普く済度するための大悲心であり、 二、 一切の世の衆生を等しく幸福にするための大慈心であり、 三、 一切の世の衆生の苦悩の集合を鎮めるための安楽心であり、 四、 …

文殊菩薩 十種大心

【文殊菩薩 十種大心】 「比丘たちよ、以下の十種の倦怠なき心(十種大心)の発起を体得して、大乗(の教え)に向かって出発したものは、男女を問わず、如来の位に踏み込むのである。まして菩薩の位はいうまでもない。 1、 あらゆる如来にまみえ奉仕し供養…

現代語私訳 橋本左内 『啓発録』 第二章 「気概を発揮する」

現代語私訳 橋本左内 『啓発録』 第二章 「気概を発揮する」 「気概」とは、人に負けたくないという心があり、恥や辱めを受けることを無念に思うというところから起こる、いわば意地を張ることです。 気概を「発揮」するとは、自分こそはと心を強く持って、…