2012-01-01から1ヶ月間の記事一覧

現代語私訳 善導大師 「般舟讃」(念仏讃歌)  第十七節

現代語私訳 善導大師 「般舟讃」(念仏讃歌) 第十七節 いばらやとげの草むらや林がこの三界には満ちています、 (浄土への往生を願います) 山や川や大地には、同様に起伏があって、 (はかりしれない喜びよ) 水の中や陸の上、空中に住む生きとし生けるも…

ダンマパダ 関連リンク

ダンマパダの英語の朗読とテキストが無料でダウンロードできるサイトが今はけっこうある。ダンマパダの英語の朗読を聞いて英語を勉強すると、英語と仏教の勉強が一石二鳥でできるかもしれない。 ダンマパダ マックス・ミュラー訳 Dhammapada (translated by …

「陽だまりの樹」

陽だまりの樹 コミック 文庫版 全8巻完結セット (小学館文庫)作者: 手塚治虫出版社/メーカー: 小学館発売日: 2011/03/01メディア: 文庫購入: 1人 クリック: 11回この商品を含むブログを見る 市原隼人、時代劇初主演 成宮寛貴と手塚治虫の名作『陽だまりの樹…

現代語私訳 善導大師 「般舟讃」(念仏讃歌)  第十六節

現代語私訳 善導大師 「般舟讃」(念仏讃歌) 第十六節 娑婆世界でのはかりしれない長い間の輪廻の苦難を免れることができることは、 (浄土への往生を願います) 良き師である釈迦如来の御恩を蒙ればこそです、 (はかりしれない喜びよ) 釈尊はさまざまに…

スリ・ダンマナンダ長老の講演”The Power of the Mind”

スリ・ダンマナンダ長老の講演”The Power of the Mind”が、youtubeで視聴できます! 英語ですが、とてもゆっくりわかりやすく話してくださっているので、たぶん誰でもよくわかると思います。 Part 15まであるみたいです! 私は今6まで聞いたのですが、本当に…

小川法相、死刑「職責果たす」とのことだけど

小川法相、死刑「職責果たす」…オウムは考慮 http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20120114-OYT1T00009.htm 法相の責務としての死刑執行については、賛否両論いろいろあるのだろう。 反対の意見もあれば、法律上決まったことなので私情を離れて執行すべ…

現代語私訳 善導大師 「般舟讃」(念仏讃歌)  第十五節

現代語私訳 善導大師 「般舟讃」(念仏讃歌) 第十五節 般舟讃 第十五節 幾重にも重なる宝石でできた楼閣は、人がつくったものではありません、 (浄土への往生を願います) 宝石を散りばめた幔幕や、宝石でできた樹木も、同様に人がつくったものではありま…

現代語私訳 善導大師 「般舟讃」(念仏讃歌)  第十四節

現代語私訳 善導大師 「般舟讃」(念仏讃歌) 第十四節 念仏三昧の喜びよ、 (浄土への往生を願います) この身体が朽ちて命終わる時を、み仏の前で迎えることを思いなさい、 (はかりしれない喜びよ) 浄土における喜びに思いをめぐらすならば、 (浄土への…

現代語私訳 善導大師 「般舟讃」(念仏讃歌)  第十三節

現代語私訳 善導大師 「般舟讃」(念仏讃歌) 第十三節 念仏三昧の喜びよ、 (浄土への往生を願います) 一たび浄土に入ったならば、二度と退転することはなく、悟りに至ります、 (はかりしれない喜びよ) 宝石でできた地面はどこまでも平らかで、さまざま…

ヘロドトス 巻一 第二十二節までの感想

ヘロドトスの歴史の、巻一を読み始めた。巻一は、二百十五節。そのうちの、二十二節までをちょっと読んでみたのだけれど、やっぱりとても面白い。特に、あらためて胸に響いたのは、「序」。「本書はハリカルナッソス出身のヘロドトスが、人間界の出来事が時…

梯和上の御法話 メモ (本願寺のネット中継のもの)

本願寺のネット中継で、梯実円和上の御法話を聴いた。とても感銘を受けた。メモをとってみた。 美しいものには二種類ある。 はじめはきれいだが、徐々に汚れていくもの。 これは悲しい。しかし、み仏の美しさのように、触れるものを浄化していく、汚れている…

現代語私訳 善導大師 「般舟讃」(念仏讃歌)  第十二節

現代語私訳 善導大師 「般舟讃」(念仏讃歌) 第十二節 樹木からは枝が宝石のとばりのように垂れています、 (浄土への往生を願います) それらの樹木は、三十万ヨージャナ(約千八百万キロメートル)もずらっと並んでいます、 (はかりしれない喜びよ) 根…

第一次大戦の動画を見た後に

その昔、九十年以上前のフィルムに映っている人々。 もうほとんど、例外なく、皆この世を去ったろう。 第一次大戦の、意気揚々と戦場に向かう人、戦場で闘う人、銃後で嘆く人々、戦争後遺症で苦しむ人々。 仮に戦争で生き残っても、戦死した人々と同じく、そ…

BBCの第一次大戦の特集番組 (The Great War)

BBCの第一次世界大戦の特集を見終わった。 BBCが第一次大戦の九十周年ということでつくった特集番組だそうで、本当に力が入っていて見ごたえがあった。一次大戦は悲惨過ぎたと改めて思った。この特集では、第一次大戦前夜の様子から始まっていたが、ジャン・…

現代語私訳 「パリ不戦条約(ケロッグ・ブリアン条約)」

「パリ不戦条約(ケロッグ・ブリアン条約)」は、第一次大戦の悲劇や教訓を踏まえて、1928年に国際紛争の解決の手段としての戦争を放棄した条約として有名である。 最近、第一次大戦についてのBBCの特集を見ていて、そのあまりの悲惨さに胸がつぶれ、ふとこ…

現代語私訳 善導大師 「般舟讃」(念仏讃歌)  第十一節

現代語私訳 善導大師 「般舟讃」(念仏讃歌) 第十一節 念仏三昧の喜びよ、 (浄土への往生を願います) 極楽の荘厳の扉はどれも皆開かれています、 (はかりしれない喜びよ) あまねく願わくば、縁あってともに御念仏を称える御同行の方々は、 (浄土への往…

日本は政治的に本当の意味で大人だろうか?

あるアンケートによれば、新成人の九割ぐらいが、将来の年金受領に悲観的という。 たしかに、このままだ、2033年には年金制度が破綻するというシミュレーションもある。 この状況において、仮に心配だとするならば、二つの対処法があるだろう。 ひとつは、も…

成人の日 雑感

8割が「自分たちが日本変える」=国の将来は悲観−年金受給、9割不安視・新成人 http://www.jiji.com/jc/c?g=soc&k=2012010800068 日本の未来について16.6%が「暗い」、63.2%が「どちらかといえば暗い」と回答。理由として「政治家に期待できない…

現代語私訳 善導大師 「般舟讃」(念仏讃歌)  第十節

現代語私訳 善導大師 「般舟讃」(念仏讃歌) 第十節 浄土の地上や空中には、聖なる人たちがたくさんいて、 (浄土への往生を願います) 自然に宝石や珠玉を連ねた網がかかっていて、 (はかりしれない喜びよ) そよ風がその網を吹くと、すばらしい響きが鳴…

現代語私訳 善導大師 「般舟讃」(念仏讃歌)  第九節

現代語私訳 善導大師 「般舟讃」(念仏讃歌) 第九節 浄土の地の上のさまざまな宝は混じりあって荘厳しています、 (浄土への往生を願います) さまざまな色が相混ざって、百千万もの色となっています、 (はかりしれない喜びよ) 宝石でできた椅子や、蓮華…

山崎弁栄 『宗祖の皮髄』 本説 前半 

本説 第一 永遠に輝く霊的人格 一、 総 説 永遠に照り輝く我が祖の霊的人格を標準として、我等は血脈を相承せる末裔の本分たる自己の人格を形成せんことを期す。さて皮髄とは、宗祖を学ぶ修行の功果として、得道の浅深なる階級とも見るべく、又一面よりは人…

山崎弁栄 『宗祖の皮髄』 「序説 玄談」

山崎弁栄上人の『宗祖の皮髄』の序説の部分をタイピングしてみた。今まで、ネット上には存在しなかったので、ネット上にタイピングして多くの人に読めるようにするのは、それなりに意味があるように思う。 本説の部分も、後日タイピングしてみたい。 この『…

現代語私訳 善導大師 「般舟讃」(念仏讃歌) 第八節

現代語私訳 善導大師 「般舟讃」(念仏讃歌) 第八節 「観無量寿経讃歌」 「簡略な讃歌」 専ら『無量寿経・阿弥陀経』と「観無量寿経」の教えを読むべきです、 (浄土への往生を願います) どの文章にもどの語句にも、西方浄土が説かれています、 (はかりし…

デカルト 「方法序説」

方法序説 (岩波文庫)作者: デカルト,Ren´e Descartes,谷川多佳子出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 1997/07/16メディア: 文庫購入: 31人 クリック: 344回この商品を含むブログ (203件) を見る 本当にこれはすごい本だ。 デカルトは人生の達人と思う。 なかな…

徳本上人 道詠

書類を整理していたら、昔コピーした徳本上人の道詠が出てきた。 徳本(とくほん)上人は江戸時代の念仏行者で、超人的な能力を発揮し、多くの人々を当時救ったと伝えられる伝説的な人物。 独特の名号を書いて、その碑文や書がところどころに伝わっているよ…

現代語私訳 善導大師 「般舟讃」(念仏讃歌)  第七節

現代語私訳 善導大師 「般舟讃」(念仏讃歌) 第七節 仏教に八万四千もの実に多くの入口があるのは、 (浄土への往生を願います) 生きとし生けるものはそれぞれ機根や性質が異なっているためです、 (はかりしれない喜びよ) 安らかにいつも憩うことのでき…

三木清 「支那事変の世界史的意義」

三木清の「支那事変の世界史的意義」をタイピングしてみた。 これは、全集にも未収録の文章である。 したがって、タイピングしてネット上で誰でも読めるようにすることは、それなりの意味もあるかもしれない。 原文の送り仮名は、読みやすい新仮名遣いに改め…

三木清の世界史の哲学について 雑感

ある方から、先日教えていただいて知ったのだが、三木清には全集に収録されていない「支那事変の世界史的意義」という講演録がある。 『批評空間』の1998年の十月号に収録されている。 今日、図書館で読んでみたのだが、なるほど、これはなかなか解釈のむず…

現代語私訳 善導大師 「般舟讃」(念仏讃歌) 第六節

現代語私訳 善導大師 「般舟讃」(念仏讃歌) 第六節 釈尊が、まだ悟りを開かれる前、菩薩だった時には、 (浄土への往生を願います) 身も、財産も捨てて、悟りの教えを求め、 (はかりしれない喜びよ) 長い時間、はかりしれない長い時間、もっとはかりし…

ドラマ 「ダンケルク」 (Dunkirk)

Youtubeで、BBCの歴史ドラマ「ダンケルク」(”Dunkirk”)を、今日見終わった。 この一週間、ちょっとずつ見たのだけれど、本当に迫真の、よくできたドラマだった。 ダンケルクは、もちろん、誰もが知っている第二次世界大戦でのダンケルク撤退作戦を描いたも…