成人の日 雑感

8割が「自分たちが日本変える」=国の将来は悲観−年金受給、9割不安視・新成人
http://www.jiji.com/jc/c?g=soc&k=2012010800068


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 日本の未来について16.6%が「暗い」、63.2%が「どちらかといえば暗い」と回答。理由として「政治家に期待できない」を挙げる声が目立った。一方、自分の未来に関しては「明るい」「どちらかといえば明るい」と答えた人が65%に上った。
 「自分たちの世代が日本を変えていきたいと思うか」との質問には、「そう思う」が25.2%、「ややそう思う」が51.4%で、合わせると昨年の調査を8ポイント上回った。  <<


そういえば、かれこれ十年以上前、自分が二十歳の頃は、どうだったろう。


日本の未来が明るいとは、すこしも思えなかったものだ。
俺らが日本を変えんとなぁとも思っていた。


だが、十年以上経って思うことは、たしかに日本の状態がそんなに良くはなくても、それはそれで、なんとか回っていくものだし、


あまりいきりたって焦って世の中を良くしようと思っても、一足飛びに急には変わらないし、


世の中の悪い面はすぐに見えやすいが、良い面や良い芽はなかなか見えにくいので、良い面を見ていこうとする努力も大事だ、


ということだ。
そんなことを、二十歳の頃に比べて、強く感じるようになった。


できればより良い世の中になるように、各自できることをすることは大事だが、


あまり悲観せず、世の中そうそう一足飛びに良くなることもないけれど、それほど悪いものでもないと思っていくことも大事と思う。


とかく若い時は、万事に尖鋭な意識を持ち、焦ったり、その反動で無力感を感じたりすることもあるかもしれないが、


何はともあれ、海外に移住でもしない限り、日本はこれからの三十代や二十代が背負っていかなくてはならないわけで、


気長に、ぼちぼち、まずは自分の身を正し、周囲に親切にして、できる範囲で少しは世の中も良くなるようにと願って、生きていくのが大事じゃないかなぁと思う。


日本全体がやや暗いとしても、少なくとも自分自身や自分の周囲は明るくするようにしようと、そう思う人が多ければ、おのずと日本もやや明るくなっていくのではなかろうか。