2013-04-01から1ヶ月間の記事一覧

絵本 「とうろうながし」

とうろうながし (絵本・平和のために(4))作者: 松谷みよ子出版社/メーカー: 偕成社発売日: 1985/06メディア: 単行本この商品を含むブログを見るこれも、涙なしには読めない絵本だった。 広島の、灯篭流し。 それは悲しくも美しい光景。 しかし、明け方、主人…

絵本 「まちんと」

まちんと (絵本・平和のために(1))作者: 松谷みよ子,司修出版社/メーカー: 偕成社発売日: 1983/08メディア: 単行本 クリック: 5回この商品を含むブログ (7件) を見る この「まちんと」という御話、私はもうかれこれ二十数年ぐらい前、たしかに小学校で読んだ…

愚か者は愚かさを繰り返す

箴言は、しばしば耳に痛いことや痛烈な言葉が書かれているが、以下の言葉もそうだった。 As a dog returns to its vomit, so fools repeat their folly. (Proverbs 26.11) 犬が帰って来てその吐いた物を食べるように、 愚かな者はその愚かさをくり返す。 …

20世紀初頭のユダヤ人のドキュメンタリー番組

20世紀初頭のユダヤ人の歴史のドキュメンタリー番組がyoutubeにあったので見てみた。とてもよくできていた。一口にユダヤ人といっても、内部にさまざまな葛藤や違いを抱えていたのだなぁ、と思った。 また、大半は貧しく苦しい人々だったことも、あらためて…

先見性について

箴言を読んでいると、当たり前のようで、考えさせられる言葉がある。 A prudent man sees the evil and hides himself, but the simple pass on and are punished [with suffering]. (Proverbs 22.3 AMP) The prudent see danger and take refuge, but the…

絵本 「すみれ島」

すみれ島 (新編・絵本平和のために)作者: 今西祐行,松永禎郎出版社/メーカー: 偕成社発売日: 1991/12/01メディア: 大型本 クリック: 8回この商品を含むブログ (9件) を見る 大戦末期。 毎日のように、小学校の上空を、特攻機が通り過ぎていく。 手を振る子ど…

絵本 「やさしい木曽馬」

やさしい木曽馬 (新編・絵本平和のために (3))作者: 庄野英二出版社/メーカー: 偕成社発売日: 1983/05メディア: 単行本この商品を含むブログ (3件) を見る 戦時中に本当にあった御話が元になって描かれたそうである。 木曽の御嶽のふもとの開田村に、松虫草…

絵本 「チェロの木」

チェロの木作者: いせひでこ出版社/メーカー: 偕成社発売日: 2013/03/06メディア: 単行本この商品を含むブログ (5件) を見る 良い絵本だった。チェロを通じて、この絵本は、いのちのつながりや、人と人とのやさしさや思いのつながりを描いているのだと思う。…

里中満智子 「マンガ旧約聖書 一巻」

マンガ旧約聖書〈1〉創世記作者: 里中満智子出版社/メーカー: 中央公論新社発売日: 2011/04/01メディア: 単行本購入: 3人 クリック: 7回この商品を含むブログ (8件) を見る 旧約聖書の創世記の、天地創造やノアの方舟、バベルの塔、アブラハム・イサク・ヤコ…

メモ帳

“For righteousness is immortal.” (Wisdom 1.15) 「義は不滅である。」 (知恵の書 第一章第十五節) 「知恵は人間にとって無尽蔵の宝、 それを手に入れる人は神の友とされ、 知恵のもたらす教訓によって高められる。」 (「知恵の書」第七章 第十四節) 「…

詩編126について

最近、たまたまハナン・ヨベルというイスラエルの歌手の歌をyoutubeで聴いて、深く感動した。この歌は何だろうと思って調べてみたら、聖書の中の「詩編」の第126篇に曲をつけて歌ったものだそうである。 歌詞の響きも、曲も本当に深く胸を打つものがある。 …

慰めのことばは命の木

箴言を読んでいて、本当にそのとおりと思う箇所があった。 The soothing tongue is a tree of life, but a perverse tongue crushes the spirit. (Proverbs 15.4 NIV) A gentle tongue [with its healing power] is a tree of life, but willful contrarin…

ルカ伝六章を読んでたら

ルカ伝を読んでたら、 「あなたがたの父が憐れみ深いように、あなたがたも憐れみ深い者となりなさい。」 (ルカによる福音書 第六章 第三十六節 新共同訳) という言葉が心に響いたので、英訳もいろいろと調べてみた。 そうしたら、”The Amplified Bible”(…

自分の精神をコントロールすること

箴言を読んでいてあらためてなるほどと思うことがあった。 Like a city whose walls are broken through is a person who lacks self-control. (Proverbs 25.28) 自分の心を制しない人は、城壁のない破れた城のようだ。 (箴言 第二十五章 第二十八節 口語…

恐怖の罠を脱すること

箴言を読んでいると、なるほどーっとうなずくことが多々あるが、以下の言葉は、特にうならされた。 Fear of man will prove to be a snare, but whoever trusts in the Lord is kept safe. (Proverbs 29.25) 人を恐れると、わなに陥る、主に信頼する者は安…

「知恵」を辞書で引いてみると

箴言の和訳を読んでいると、知恵・思慮・分別・悟りなどの言葉がよく出てくる。 はて、わかったつもりになっていたが、これらは結局どういう意味なんだろう。 そう思って、今日は図書館に行ったついでに、広辞苑と大辞林と新明解国語辞典を引いてみた。 する…

遠い地からの良いたよりは

箴言を読んでいて、なるほどーっと思う箇所があった。 Like cold water to a weary soul is good news from a distant land. (Proverbs 25.25) 渇いた喉に冷たい水、遠い地からの良い便り。 (箴言 第二十五章 第二十五節 新共同訳) 遠い地からの良きたより…

慈悲と正義の人が見出すのは

箴言では、繰り返し正義と慈悲の大切さが語られる。 それでは、正義と慈悲の人は、いったい何を得るのだろうか。 時折そんなことを考えることがある。 そのことばズバリ書いてある一節があった。 Whoever pursues righteousness and love finds life, prospe…

知恵は命綱

箴言を読んでいると、たまに総毛立つような思いをさせられる言葉がある。 恐ろしい言葉と言えばいいのだろうか。 今日は、以下の言葉に特にそのように心を震わせられた。 Whoever strays from the path of prudence comes to rest in the company of the dea…

知恵を捨てず愛し続けること

箴言を読んでると、「知恵」(ホフマー)は、しばしば擬人化されて、しかも「彼女」と女性として呼ばれている。 特に以下の箇所は、とてもなつかしいような、慕わしいような、心に響く言葉だと思う。 Do not forsake wisdom, and she will protect you; love…

浄土教とキリスト教

以前、ある人がこんなことを言っていた。 内村鑑三以前の日本は旧約の日本で、内村鑑三以後が新約の日本なのだと。 たぶん、内村鑑三ファン以外は全く納得のいかない歴史観かもしれないが、私はこの頃よくそのことを考える。 内村鑑三ほど私にとって共感し、…

祖母のこと

今日は母方の祖母の命日。 もう九年になる。 祖母は、とてもしっかりしていて、気丈な性格だった。 しかし、その人生の間に、弟にも、息子にも、夫にも、娘にも、孫にも、妹にも、先立たれた。 どれもさぞかしつらく悲しい別れだったろうと思う。 祖母は、毎…

伯母のこと

先日、たまたま、「ふゆねこ」という絵本を読んだ。 かわいい子ども向けの絵本で、ある母親を亡くした女の子のところに、白い猫がやって来て、その子のお母さんに頼まれたと言って、網掛けの手袋をその子の目の前で編んでくれる。 という物語である。 もちろ…

自分の心ではなく知恵の言葉を頼りとすること

箴言は知恵の宝庫だけれど、今日はあらためて、以下の言葉になるほどーっと思った。 Those who trust in themselves are fools, but those who walk in wisdom are kept safe. (Proverbs 28.26 NIV) 自分の心に依り頼む者は愚か者だ。知恵によって歩む人は…

水の上にパンを投げよ

内村鑑三の「伝道の書」の注解を読んでいたら、目からウロコのことが書いてあった。 「水の上にパンを投げよ」 ということである。 「伝道の書」つまり「コヘレトの言葉」は、箴言とともにソロモンの作だとされている旧約聖書の中の部分で、やたらと世の中む…

善人か悪人かどうかであるより義人であること

内村鑑三の詩篇の注解を読んでいて、なるほど〜っと思うことがあった。 神に救われるのは、善人でも悪人でもなく、義人である、と。 目からウロコだった。 本当にそのとおりと思う。 親鸞聖人においても、善人であるか悪人であるかはいわばどうでもよく、正…

絵本 「ジス・イズ・ニューヨーク」

ジス・イズ・ニューヨーク作者: ミロスラフ・サセック,松浦弥太郎出版社/メーカー: ブルースインターアクションズ発売日: 2004/07/17メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 5回この商品を含むブログ (9件) を見る ニューヨークの街を描いた絵本。本当にいろん…

絵本 「ジス・イズ・ワシントン,D.C.」

ジス・イズ・ワシントンD.C.作者: ミロスラフ・サセック,松浦弥太郎出版社/メーカー: スペースシャワーネットワーク発売日: 2007/05/03メディア: 大型本 クリック: 3回この商品を含むブログ (1件) を見る アメリカの首都・ワシントン,D.C.の町並みを描いた絵…

絵本 「ジス・イズ・エジンバラ」

ジス・イズ・エジンバラ作者: ミロスラフ・サセック,松浦弥太郎出版社/メーカー: スペースシャワーネットワーク発売日: 2007/08/03メディア: 大型本 クリック: 9回この商品を含むブログ (2件) を見る エジンバラの町並みや歴史が描いてある絵本。昔、一度だ…

義と富と

箴言を読んでいたら、こんな箇所があった。 義と富が対比的に述べられている。 Those who trust in their riches will fall, but the righteous will thrive like a green leaf. (Proverbs 11.28) 富に依存する者は倒れる。神に従う人は木の葉のように茂る…