絵本 「チェロの木」

チェロの木

チェロの木


良い絵本だった。

チェロを通じて、この絵本は、いのちのつながりや、人と人とのやさしさや思いのつながりを描いているのだと思う。

チェロが、誰かが植えた一本の樹から、職人の手によってつくりだされ、誰かから教えてもらった演奏の技術で、誰かが弾き、そして誰かの心に伝わり響き、またそれらが誰かに受け継がれていく。

チェロに限らず、あらゆるものごとは、きっと本当はそうなのかもしれない。

いせひでこさんの絵本はどれもとても良いけれど、また新しく良い一冊を読むことができて良かった。