2013-09-01から1ヶ月間の記事一覧
デミアン (新潮文庫)作者: ヘッセ,高橋健二出版社/メーカー: 新潮社発売日: 1951/12/04メディア: 文庫購入: 9人 クリック: 322回この商品を含むブログ (107件) を見るヘッセの『デミアン』は、名前だけは随分昔から聞いたことがあった。 しかし、なかなか読…
全文翻訳がネット上に今のところアップされていないようなので、自分で訳してみた。 単なる武力行使でもなく、単なる平和主義でもない、か細い道を行こうとオバマさんはしているようである。 「オバマ シリア演説(9月10日) 全訳」 アメリカ国民の皆さん、…
今日、たまたま、youtubeでさまざまな美しい星雲や星々の画像を集めた動画を見つけた。とても美しかった。こうした宇宙の美しさを眺めていると、なんとこの宇宙は不思議なもので、人の心や知性もまた不思議なものだと思う。
今年は、九月十九日から二十五日まで、正確には十八日の日没から二十五日の日没まで、ユダヤ暦だと仮庵祭だそうである。仮庵祭というのは、収穫に感謝する祭りであるのと同時に、モーセとユダヤの民が荒野を四十年間旅したことを思い出し、トーラーをあらた…
昨日の日没から、今日の日没まで、ユダヤ教だとヨム・キプール(大贖罪日)という日だそうで、水も食べ物も一切とらず断食するそうである。というわけで、私もやってみようと思い、昨日の日没から今日の日没まで水も食べ物とらない断食をやってみた。これが…
オバマさんの、シリアに関するこの前の演説は、化学兵器・毒ガスを断じて許さないことに的を絞った、とても優れた演説だったと思う。 日本のメディアは断片ばかり伝えているが、全部を見るべきと思う。 末尾の部分だけ、ちょっと訳してみた。 「アメリカは世…
911から十二年。 今も、アフガンは少しも平和にならず、イラクも再興には長い時間がかかりそうであるし、さらにシリアは深刻な状況にある。 あれから十二年。 世界は何をしてきたし、何をやっていたんだろう。 平和の芽や希望の灯火もたくさんあると思う。 …
詩篇六十二章の一部を歌にした歌がyoutubeにあった。 とても胸を打たれる。 三千年ぐらい前の詩が、このように歌になって、現代人の魂も揺さぶるとは。 聖書は本当に不思議な本だと思う。 「わが魂はもだしてただ神をまつ。わが望みは神から来るからである。…
原発事故 元首相ら全員不起訴 http://mainichi.jp/select/news/20130909k0000e040143000c.html 福島原発告訴団は東電を告訴しているが、菅さんを告訴していない。 http://kokuso-fukusimagenpatu.blogspot.jp/2013/08/blog-post_10.html 菅さんを告訴してい…
グレゴール・メンデル―エンドウを育てた修道士作者: シェリルバードー,ジョス・A.スミス,Cheryl Bardoe,Jos A. Smith,片岡英子出版社/メーカー: BL出版発売日: 2013/06/01メディア: 大型本この商品を含むブログを見る 素晴らしい絵本だった。メンデルは、エ…
昨日の日没から今日の日没までが、ユダヤ暦の元旦だったのだけれど、オバマさんがイスラエルにあてて新年のメッセージを送ったのが、ホワイトハウスのHPに載っていた。 さすが、ユダヤは特別待遇というか、すごい二国間の絆だと思うが、さすがオバマさんで…
“The Lord bless thee, and keep thee: The Lord make his face shine upon thee, and be gracious unto thee: The Lord lift up his countenance upon thee, and give thee peace.” (Numbers 6.24-26) 「願わくは主があなたを祝福し、 あなたを守られるよう…
おくにことばで憲法を作者: 大原穣子出版社/メーカー: 新日本出版社発売日: 2004/04/01メディア: 単行本この商品を含むブログを見る日本国憲法の前文や九条を、いろんな地域の方言で語りなおしていて、なかなか面白かった。特に福岡弁は、よく知っているだけ…
ユダヤの訓え「大物」になる勉強法作者: 加瀬英明出版社/メーカー: 三笠書房発売日: 2007/11/15メディア: 単行本購入: 2人 クリック: 10回この商品を含むブログ (4件) を見る とても良い本だった。 ユダヤ・ジョークの数々にも笑わされたし、わかりやすくユ…
やさしいことばで日本国憲法―新訳条文+英文憲法+憲法全文作者: C.Douglas Lummis,池田香代子,C.ダグラスラミス出版社/メーカー: マガジンハウス発売日: 2002/12/01メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 8回この商品を含むブログ (14件) を見る日本国憲法の英…
平家物語―栄華と滅亡の歴史ドラマ (絵で読む古典シリーズ)作者: 梶原正昭,水上勉出版社/メーカー: 学習研究社発売日: 1998/04/01メディア: 大型本この商品を含むブログを見る 平家物語に関連するいろんな絵画や絵巻物や屏風、彫刻やゆかりの地などの写真が豊…
それにしても、聖書を読んで、神がいるのかどうか、正直、どちらの論理も立てうるように私には思えた。というのは、神がいるという論理から見れば、聖書は神がいる有力な証拠になりうる。しかし、神がいないということについても、多くの証拠を集める材料に…
聖書における神を、もしまとめるならば、自然法則と自由意志を尊重し不介入の立場をとるが、人間と対話し、共に存在する神、ということになるのだと思う。したがって、人間において大切なことは、自然法則を緻密に観察して予測を立てることと、自由意志を正…
思考メモ 仮に、ラビ・クシュナーがヨブ記の注釈で述べているように、神は、自然法則と自由意志には介入しない存在である、つまり遠藤周作がイエスについて述べているような、優しいけれども無力な存在だとすれば、それが神だとすれば、モーセの物語に出てく…
神はいるんだろうか?ということを、時折、思う。アウシュヴィッツの体験を綴ったエリ・ヴィーゼルの作品を読んでいて、そのような過酷な体験をしたわけではないのだけれど、彼が神を信じなくなったと作中に書く思いのほんのいくばくかは、私もわかるような…
昼 (1972年)作者: エリ・ヴィーゼル,村上光彦出版社/メーカー: みすず書房発売日: 1972メディア: ?この商品を含むブログを見る『昼』は、ヴィーゼルの『夜』と『夜明け』に続く、三部作の三部目である。一部では、ナチスの強制収容所における主人公の過酷な…
一冊でわかる 名画と聖書作者: 船本弘毅出版社/メーカー: 成美堂出版発売日: 2011/01/10メディア: 単行本(ソフトカバー) クリック: 3回この商品を含むブログ (2件) を見る いろんな聖書に関する絵が紹介されていて、とても面白かった。特に心に残ったのは…
キエルケゴールの『哲学的断片』を読んでいて、 「同時代に生きること」と「同時に生きること」を区別してあった。 なるほどっと思ったし、とても感銘を受けた。 ただ単に同時代に生きていても、その人の言葉や生き方が何も心に響かず無関係ならばただそれだ…
繪本 平家物語作者: 安野光雅出版社/メーカー: 講談社発売日: 1996/02/26メディア: 単行本 クリック: 2回この商品を含むブログ (4件) を見る 平家物語の絵本。 とてもすばらしい一冊だった。平家物語のさまざまな場面が、とても美しい絵で綴られていて、あら…
絶対平和主義、といえばいいのだろうか、紛争解決のための武力行使を一切否定する考えが存在する。今回のシリアへの武力行使に関しても、その観点からの批判もしばしばあるようだ。現時点では、たしかに法的根拠が不明確だし、国連の調査団の調査結果もまだ…
パロディで詩篇風に雑詩をつくってみた。 詩篇ぽい表現を使ってみると、意外にそれらしく作れるものである。 しかし、これはあくまで、パロディに過ぎない。 こうしたものをつくってみると、いかに詩篇が真似のできない真摯な魂の声と響きに満ちているかあら…
聖書の詩篇を読んでいると、本当に、率直に神に対して祈り、呼びかけていることに、あらためて驚かされる。「他力本願」という言葉は、よく本来の浄土真宗の意味とはかけ離れた意味で間違って使われるが、その間違った意味における「他力本願」に、ある意味…