2013-09-03から1日間の記事一覧
それにしても、聖書を読んで、神がいるのかどうか、正直、どちらの論理も立てうるように私には思えた。というのは、神がいるという論理から見れば、聖書は神がいる有力な証拠になりうる。しかし、神がいないということについても、多くの証拠を集める材料に…
聖書における神を、もしまとめるならば、自然法則と自由意志を尊重し不介入の立場をとるが、人間と対話し、共に存在する神、ということになるのだと思う。したがって、人間において大切なことは、自然法則を緻密に観察して予測を立てることと、自由意志を正…
思考メモ 仮に、ラビ・クシュナーがヨブ記の注釈で述べているように、神は、自然法則と自由意志には介入しない存在である、つまり遠藤周作がイエスについて述べているような、優しいけれども無力な存在だとすれば、それが神だとすれば、モーセの物語に出てく…
神はいるんだろうか?ということを、時折、思う。アウシュヴィッツの体験を綴ったエリ・ヴィーゼルの作品を読んでいて、そのような過酷な体験をしたわけではないのだけれど、彼が神を信じなくなったと作中に書く思いのほんのいくばくかは、私もわかるような…
昼 (1972年)作者: エリ・ヴィーゼル,村上光彦出版社/メーカー: みすず書房発売日: 1972メディア: ?この商品を含むブログを見る『昼』は、ヴィーゼルの『夜』と『夜明け』に続く、三部作の三部目である。一部では、ナチスの強制収容所における主人公の過酷な…
一冊でわかる 名画と聖書作者: 船本弘毅出版社/メーカー: 成美堂出版発売日: 2011/01/10メディア: 単行本(ソフトカバー) クリック: 3回この商品を含むブログ (2件) を見る いろんな聖書に関する絵が紹介されていて、とても面白かった。特に心に残ったのは…