2010-11-01から1ヶ月間の記事一覧

十力 メモ

十力 (観経等) メモ 1.処非処智力(しょひしょちりき)。道理・非理を知る力。 2.業異熟智力(ごういじゅくちりき)。業とその果報との因果関係を知る力。 3.静慮解脱等持等至智力(じょうりょげだつとうじとうしちりき)。禅定や三昧を知る力。 4.根上下智力(こ…

梯実円 「教行信証の宗教構造」 読書メモ

梯実円 『教行信証の宗教構造』(法蔵館)生死一如、自他一如、怨親平等。 それが実相であり、如来や浄土の領域であること。しかし、凡夫である普通の人間は、自分を中心とした妄念の虚構の中で生きていながら、そのことに気づかず、実相・如来の領域につい…

人には得難いものが四つある メモ

(スマナサーラ長老『ブッダの実践心理学』第二巻よりメモ)釈尊は、 「汝らはこの瞬間を失うなかれ」 と説き、今ここで心を育て仏法を聞き実践することを説いた。その理由として、人には「得がたいもの」が四つあるからだと教えた。 その「得がたいもの」と…

「八つの精勤の原因」 等誦経より

「八つの精勤の原因」 「教義の集成」(等誦経)より (「原始仏典」(春秋社)第三巻 336〜339頁) 八つの精勤の原因がある。 友よ、ここに比丘の行うべき仕事がある。 彼は次のように考える。 「私は仕事をしなければならないであろうが、仕事をやっていて…

鮑照 「擬行路難十八首の一」

鮑照 「擬行路難十八首の一」 瀉水置平地 水を瀉いで平地に置けば 各自東西南北流 各自(おのがじし)東西南北に流る 人生亦有命 人生にも亦 命有り 安能行歎復坐愁 安んぞ能く行きては歎じ復坐しては愁へん 酌酒以自寛 酒を酌んで以て自ら寛うし 挙杯断絶歌…

「人間の安心」  福沢諭吉『福翁百話』より

福沢諭吉『福翁百話』より(七)「人間の安心」 宇宙の間に我(わが)地球の存在するは大海に浮べる芥子の一粒と云うも中々おろかなり。 吾々の名づけて人間と称する動物は、この芥子粒の上に生れ又死するものにして、 生れてその生るる所以(ゆえん)を知らず…

昔、御法話で聞いた話 瀬戸内海の島のおばあさんのこと

(2009年 秋のお彼岸に聴いた御法話) 以前、うちのお取次ぎのお寺であってた秋のお彼岸の御法話で聴いた話。 その御講師が、以前、瀬戸内海のある小さな島に御説法で行った時のこと。 三日間、一番前の席で座って聴いていたおばあさんがいたそうだ。 御法話…

“A PSALM OF LIFE” Longfellow

“A PSALM OF LIFE” Longfellow(1808-1882) WHAT THE HEART OF THE YOUNG MAN SAID TO THE PSALMIST TELL me not, in mournful numbers, Life is but an empty dream ! — For the soul is dead that slumbers, And things are not what they seem. Life is re…

“THE FOURTEEN PRECEPTS OF ENGAGED BUDDHISM”  thich naht hanh

“THE FOURTEEN PRECEPTS OF ENGAGED BUDDHISM” thich naht hanh 1 Do not be idolatrous about or bound to any doctrine, theory, or ideology, even Buddhist ones. Buddhist systems of thought are guiding means; they are not absolute truth. 2 Do no…

"A State of Mind"

"A State of Mind" (Anonymous) If you think you are beaten, your are; If you think you dare not, you don't! If you'd like to win, but you think you can't, It's almost certain you won't If you think you'll lose, you're lost For out in the wo…

問うべき問い 小業分別経より

問うべき問い 小業分別経より・ 善とは何か? ・ 不善とは何か? ・ 有罪とは何か? ・ 無罪とは何か? ・ 何に従うべきか? ・ 何に従うべきでないか? ・ 何を行えば、私に、長く不利益となり、苦となるのか? ・ 何を行えば、私に、長く利益となり、楽と…

ザメンホフ 愛国心の定義

ザメンホフ 愛国心の定義 「私は、その出身や言語や宗教や社会的役割にかかわりなく、同じ土地に住むすべての人々の幸福に奉仕することを、愛国心と名づける。 特定民族の利益にとくに奉仕したり、よその土地に住む人びとを憎むことを、愛国心と名づけてはけ…

大厳和上 漢詩

罔極仏恩報謝情 罔極の仏恩報謝の情 清晨幽夜但称名 清晨幽夜ただ称名 堪歓吾唱雖吾聴 歓びにたえたり、われ唱えわれ聴くといえども 此是大悲招喚声 これはこれ大悲招喚の声

生田春月 「深夜に歌う」

生田春月 「深夜に歌う」 朝は来る、 必ず来る、 ××は来る、 必ず来る。 ただひと辛抱 ひと勇気。 待て、待て、朝を。 朝の大気を。 やがて夜は白む。 ほがらかな 朝の大気をすって、 窓に入れよ。 この夜のやみは、 息づまる。 百鬼夜行の この妖気。 朝が…

十随念

十随念 (アビダンマッタサンガハより) 仏随念、法随念、僧随念、戒随念、捨随念、天随念、寂止随念、死随念、身起念、入出息念 (捨随念とは、布施の行為を、繰り返し心に思い浮かべ、その善行為を思い出すこと。 そうすると、心の中の喜びが生じ、善のエ…

ネルーの言葉

「ネルーの言葉」 われわれが克服すべき障害がなく、 われわれが勝ちとるべき戦いがなかったら、 われわれの生活は、たがのゆるんだ、色あせたものになってしまうだろう。 人のために働いて、働いて、眠れぬ夜を何日過ごすかが大切だ。 インドは常に思索と、…

ガンジーの言葉

「ガンジーの言葉」 喜びは、闘争、試み、苦難の中にあって、勝利自体の中にはない。 善いことというものは、カタツムリの速度で動くものである。 非暴力は成長の遅い植物である。 しかし、その成長はほとんど目に見えないが、事実である。 私は自分の家に垣…

中部経典 勉強メモ

中部経典 勉強メモ「聖求経」 「〜にのみ真剣さがあるのではない。私にも真剣さがある。〜にのみ努力があるのではない。私にも努力がある。〜にのみ念いがあるのではない。私にも念いがある。〜にのみ瞑想があるのではない。私にも瞑想がある。〜にのみ智慧…

自分の身口意のチェック ラーフラ教誡経メモ

自分の身口意のチェック ラーフラ教誡経メモ「ラーフラ教誡経」(羅云経)(「原始仏典」(春秋社)五巻所収) ・ 鏡を見るように、何度も自分の身口意の業を顧みなさい。 【身体による業のチェック】 あなたが身体によって業を行おうと欲する時、あなたの身…

八正道とは何か 大念処経メモ

八正道とは何か 「心の専注の確立」(大念処経) 21節 [苦しみの消滅にいたる道とすぐれた真理とはなにか] (『原始仏典 第二巻』(春秋社)413〜415頁) また、修行僧たちよ、苦しみの消滅にいたる道というすぐれた真理とは、いったいなにか。 それは八種よ…

御法話で聴いた和歌

「はかりなき 慈悲の心を はからいて はからい尽きて はからわれゆく」

御法話メモ 阿弥陀さんのてのひらの上

(2010年の報恩講の御法話メモ) ある女性の方が、小さい時に目の前で人が交通事故で死ぬのを見て、それ以来、人は死んだらどうなるのか、どこへいくのか、ずっと疑問に思うようになった。 しかし、誰に聞いても、きちんと答えてくれず、あまり聞くと嫌がら…

ウターナ(オタネス)のことば

「自分は誰をも支配したくないし、誰からも支配されたくない」 (ウターナ(オタネス)、ペルシア七人衆のひとり、王になるのを拒んで。ヘロドトス「歴史」より)

スペルティアスとブリスのことば

スパルタのスペルティアスとブリスという二人の使節が、ペルシアの総督に答えて。 ペルシア総督・ヒュダルネス: 「スパルタの方々よ、そなたらは何故に王と友好を結ぶことを避けられるのか。 この私と今の私の地位を見れば明らかなように、王が役に立つ人間…

岩崎美和 七箇条

岩崎美和(岩崎弥太郎の母) 七箇条 一、人は天道に背かざること 一、親たるものは常に子に苦労をかけざるよう心がくべし 一、他人の中言(中傷)を聞きて我が心を動かすべからず 一、一家を大切に守るべし 一、無病の時に油断すべからず 一、富貴になりたり…

テミストクレスのことば

テミストクレスのことば「人間は理にかなった計画を樹(た)てさえすれば、 大抵の場合理にかなった結果が得られる。 理にかなわぬ計画を樹てる時は、 神も人間の思惑に同調して下さらぬのが常なのだ。」 (ヘロドトス「歴史」岩波文庫版・下巻、p.182)

得難いもの四つ メモ

釈尊は、「汝らはこの瞬間を失うなかれ」 と説き、今ここで心を育て仏法を聞き実践することを説いた。その理由として、人には「得がたいもの」が四つあるからだと教えた。 その「得がたいもの」とは、 1,人間に生まれ、 2,仏に出遇い、 3,ほどよい身体…

クロポトキンのことば

クロポトキンのことば (クロポトキン自伝上巻より) 「詩を読め、詩は人間をより善くする」 「人はその生涯の定まった目的を持たなければならない。」 「目的もなく方針もない人生は人生ではない。」 (102頁) 「私はまた、天文学の書物も耽読し、ことに学…

三十二相の背後にある働き・功徳 「三十二相経」抜粋メモ

三十二人相の背後にある働き・功徳「偉大な人の三十二の特徴」(三十二相経、優婆夷浄行法門経)の抜粋 (「原始仏典」(春秋社)第三巻より) ・ さまざまな善き教えをしっかり受持し、動揺しない。 身体・ことば・心の善き行い、施しをすること、戒めを守…

「思量経」メモ 自己チェックの仕方

「思量経」メモ 自己チェックの仕方 諭しやすい者となるために思量すべきこと。 1 「なるほど、この人物が悪い願望を抱き、もろもろの悪い願望に従い行くならば、この人物は私に愛されず、意に適わない。また私自身も、いかにも、悪い願望をいだき、もろも…