「大乗離文字普光明蔵経」メモ
離れるべきもの:欲貪、瞋怒、愚痴、我取、疑惑、憍慢、懈怠、惛眠、愛著。
護持すべきもの:自ら身命を愛してまさに殺生すべからず。自ら資財を重んじてまさに偸盗すべからず。自ら妻室を護りてまさに他を侵すべからず。
自覚すること:一切法因縁より生ずる、因縁の法猶し電光の如し、因縁を以ての故に而も諸業あり、一切法性普光明蔵。
諸法実性一味解脱が如来の覚り、一味解脱が一切法性普光明蔵。
この経典を受持すれば、四天王が常に守り志願を満足する。釈尊に供養するのと同じこととなる。臨終に阿弥陀仏に見える。
短いお経だが、すばらしかった。
簡潔に、離れるべきもの、護持すべきもの、認識すべきことが説かれている。
ちなみに、このお経を受持し広めれば、五逆罪も滅するという。
すごいお経である。
佛説見正経を読んだ。すばらしかった。輪廻転生について明確に述べているお経。目の覚める思いがした。
「汝らまさにわが教に随ひ、具に生死千億劫の事を知るべし。まさに三十七品の要行・四意止・四意断・四神足・五根・五力・七覚意・八聖道を行ずべし。以て意垢を除き、三毒を消滅し、疑結解散し、すなわち清浄を見、仏の慧意を得、すなわち去来の事を知り、明鏡を見るが如く、一切悉く見む。」(仏説見正経)
「戒定等を修すれば能く生死を出で諸の苦報を盡すべし。」
(仏説四無所畏経)
「世間の諸智者、もし仏を供養せんと欲せば、まさに菩提心を発して、忍辱を修行すべし。」
(仏説諸法勇王経)
「仏説出生菩提心経」
天行:慈意業、慈口業、慈身業をもって世界を充満させる。
梵行:慈悲喜捨の四無量心
聖行:空・無相・無願
「大乗百福相経」
意を先にして与に語る。(四十)
五十二 諸根清浄
六十八 等しく衆生を視る。
六十九 衆生を軽んぜず。
七十三 説法因縁あり。
七十六 瞋状無し。
「仏説成具光明定意経」
「浄きこと月花の如し。」説法を聴きに集まった人々をこう表現していた。
なんと美しい表現だろう。
「心を整え、意を整え、ことごとく受けて忘れるなかれ。」
広施、広戒、広忍、広精進、広一心、広智慧。
成具光明定意の法
「善く識を防ぎ、乱転せず」
「法施無極をもって尽くし」
身・居・世・物を有さず、
佛・法・空・滅を要とす。
「寛弘大受、不肖を包化し、示すに正教を以てす。」
十五戒
仏説法律三昧経
自焼、を避けること。
「その意行を護り、小福に住すなかれ。毫釐の如き者も而も犯さば、大罪須弥の如くならむ。」(仏説法律三昧経)
「天下の愚人、ただ人の悪を見て、自ら悪を知らず。ただ自ら善を見て、人の善を見ず。」(仏説法律三昧経)
「仏説大乗不思議神通境界経」
菩薩がもし神通勝事業を成就しようと思うならば、四つの実践。
一、 甚深の法において随喜し聴受す。
二、 広く他人のために甚深の法を説く。
三、 所聞の法に随ってその義を請問す。
四、 聞きおわりて信解し理の如く修行す。
また、「仏説大乗不思議神通境界経」には、四種の心を起こすべきと説かれる。
平等心、柔軟心、無懈心、無毒心。
「稲芋経」
「汝ら比丘、十二因縁を見れば即ちこれ法を見、即ちこれ仏を見るなり。」(稲芋経)
稲芋経を読んだ。かねがね読みたいと思い、今日やっと読むことができた。十二因縁についてとてもわかりやすく説いた、すばらしいお経だと思う。できればもっと読み込んで、そのうちタイピングや解説もつくりたいものだ。
「仏説無常経」
「仏法は甘露の如し、熱を除いて清涼を得しむ。一心にまさに善聴して、よく諸の煩悩を滅すべし。」
「生有れば皆必ず死す、罪を造れば苦身に切(せま)る、まさに勤めて三業に策(むちう)ち、恒に福智を修せよ。」(仏説無常経)
「大荘厳法門経」
下巻
「一切衆生の闘争を捨離する、是を名けて満と為す。一切諸法の諍論を遠離する、是の故に満と名く。」
「菩薩の出家は自身の剃髪を以て名けて出家と為すに非ず。何を以ての故に。もしよく大精進を発し、為に一切衆生の煩悩を除く、是を菩薩の出家と名く。」
17ページ
「仏に帰依せば、一切処において怖畏するところなし。」
24ページ
25ページ
「菩薩はまさに余事を覚るべからず。ただ自心を覚れ。何を以ての故に。自心を覚るとは即ち一切衆生の心を覚るが故に。もし自心清浄なれば、即ちこれ一切衆生の心清浄なるが故に。自身の体性の如く、即ちこれ一切衆生の体性なり。」
「大方広如来秘密蔵経」
如来の密蔵法=一切智心
一切智心堅固=余乗を念ぜず、余天を礼せず、余心を発さず、志意転ずることなし。
四法 諸の波羅蜜を集め、実の菩薩に親近し、大悲を修集し、四摂法をもって諸の衆生を摂す。
菩提心を憶す四法 我れ要(かな)らずまさに一切衆生の良福田ならむ、我れまさに道を説くべし、我れまさに随って如来の所趣に趣くべし、我れまさに実に諸衆生の行を知るべし。
一切智心を念ず四法 志を専らにして意は是れ諸法の本なることを念ず、常に法の本を念ずべし、一切智心是れ世の宝塔なるを発す、常に宝塔を念ずべし。
菩提心を勧む四法 大衆中にありて菩提の心を称揚し讃嘆す、それをして菩提の心を開解せしむ、善く教誨を受けて師長に随順し清浄心を発す、一切の煩悩自在を得ず。
「善男子よ、菩薩四法あり。これまさになすべきところ。何等か四なる。多聞を修集し、多聞を思念し、所聞を説き、寂静を退せざる、これを四と為す。しかして頌を説いて曰く、
斯(ここ)に常に勤めて未聞を集め 是(ここ)に常に修して多聞を思念し
是に常に勤めて多聞を説き 是に常に勤修して禅を得るを為す。」
「煩悩の因縁より生ずるを解知するを菩提を得と名く。」
下巻25ページ
「仏語経」
仏語というは是れ則ち名けて最重身業と為す。我れの説く所、皆悉く身業、口業、意業を利せざる有ること無し。
善男子、もし貪瞋痴の語あらば、仏語と名けず。
上上智光明仏語、清涼仏語を学ぶ
「外道問大乗法無我義経」
荘厳=世俗
一味空
一切夢
「仏説文殊師利般涅槃経」
「この文殊師利法王子は、もし人あって念じて、もし供養して福業を修せんと欲せば、即ち自ら化身して、貧窮孤独なる苦悩の衆生となって行者の前に至らん。もし人あって文殊師利を念ぜば、常に慈心を行ずべし。慈心を行ずる者は、即ち是れ文殊師利を見るを得たるなり。」
「文殊師利問菩提経」
発菩提心とは、如如法性なり、相如実際なり。
堅念不忘を以て本と為す。
「仏説法身経」
諸仏如来は三種の大悲を具す、謂く無縁大悲・微妙大悲・為一切衆生大悲なり。
三種の剣あり、謂く聞剣・思剣・修剣なり。
四依止とは、謂く、善友に親近すると、正法を聴聞すると、繋念思惟すると、理の如く修行するとなり。
「仏説四輩経」
「もし男子ありて、心志を道に繋(か)くれども出家すること能はざる者は、愛欲の中に在るとも、常に五戒と月の六斎を受持すべし。第一には父母に孝順し、家を治め子を養ひ、朝暮に焼香然燈し三尊を稽首し、十方に悔過し、四輩を恭敬せよ。慢軽にして自大なることを得ざれ。慳貪を去離せよ。常に至誠を以てせよ。世の人を欺殆することを得ざれ。世間の人の妻婦と同席に坐起し、住行に相ひ随ひ、同室に異床することを得ざれ。四事(衣服、飲食、臥具、湯薬)を除去し、四等心(慈悲喜捨)を以て、普く一切を視よ。老者には父の如くし母の如くし、少者には弟の若(ごと)くし子の若くせよ。恒に明度の法薬を以て衆病を洗除せよ。妄りに瞋恚罵詈することを得ざれ。常に無極方便を以て、世の人を誘ひ解きて大乗に入らしめよ。新学の者のために深経なる奥妙の義を説くことを得ざれ。常に想識を除き無罜礙者たらしむべし。衣服を綺飾することを得ざれ。世間の妻女と戯調言語し、往来報答し以て因縁を致すことを得ざれ。是くの如くする行者を清浄なる道人と為す。」
「汝が心を清め慎め、身口を守護せよ。恒に四等(慈・悲・喜・捨)を以て衆生を済へ。道宝の慧恩を一切に施せ。仏の教誡めの如くせば必ず世を度することを得ん。」
「仏説八吉祥神呪経」
仏説八吉祥神呪経によれば、八人の如来がそれぞれ八つの仏国土において、「今現在説法」つまり、今現在説法しているとのことである。
それぞれ、娑婆世界から東の方向に離れている距離、仏の名前、その世界の名を書くと、
一恒沙、安穏嘱累満具足王如来、満所願聚
二恒沙、紺琉璃具足王如来、慈哀光明
四恒沙、無憂徳具足王如来、一切楽入
五恒沙、薬師具足王如来、満一切珍宝法
六恒沙、蓮華具足王如来、満香名聞
七恒沙、算択合会具足王如来、一切解説音声遠聞
八恒沙、解散一切縛具足王如来、一切解脱
とのこと。
それぞれの如来の名前と、その世界の名前が、とてもすばらしく、美しく、ありがたいと思う。
ちなみに、このことを聴いて、
バツ陀和菩薩、羅憐那竭菩薩、橋日兜菩薩、那羅達菩薩、須深弥菩薩、摩訶須和薩和菩薩、因祇達菩薩、和輪調菩薩、
の八人の菩薩は、十方の衆生を仏道を得させることを誓願している。
不思議な、尊いお経である。
「仏説宝網経」
仏名を保つことの大切さ。
解君世界 宝光月殿 妙尊音王如来
雑種宝錦世界 樹根華王
勝月明世界 造王神通燀花如来
決了宝網世界 月殿清浄如来
善分別世界 無数精進願首如来
「仏説文殊師利浄律経」
一切衆生を勧安するのが菩薩律。
開化塵労の律。
塵労恩愛の本を暁了する。
「仏説文殊師利現宝蔵経」
「衆生を救護して冥と合せず、一切所有ものを以て仏法の器と造(な)す。」
「菩薩は現在に愛楽あれどもしかも欲楽なし。」
「現在の三界の諸の無御者をば正しく導くことを為す。憒乱の中において順ずれどもしかも荒(すさ)まず。」
「恐懼無き致れば穢厭せざるなり」
吾我はないので、淡泊門、清浄。
仏教とは、甘露教、安穏教、無放逸教、無怨恨教、無受住教、正法蔵教、無諍訟教、無所起教、彼我無執教、不誹謗教、救念擁護教という十の定義。
また、無怒善立教。恬然無争教。無怒弁慧教。慈悲を以て群生を護る教え。
菩薩三十二の徳鎧
文殊師利曰く、
「菩薩に三十二の徳鎧の行あり。菩薩は是の徳鎧を被(き)たもうて往来周旋せり。「何等をか三十二と為すや。」文殊師利言く、唯(ただ)迦葉よ、
一には菩薩は無量の生死に入る徳鎧なり。終始に為す所の自然相を擁護す。
二には、無数の人を度する徳鎧なり。吾我の想有ること無し。
三には、無量の仏を供養する徳鎧なり。皆法身の相と為す。
四には、諸逆の徳鎧なり。呼ぶ声の響く相の如し。
五には、一切諸仏を護る徳鎧なり。法界平等相なり。
六には、一切の魔を降す徳鎧なり。諸の塵労において清淨相と為す。
七には、正法を以て諸の異道を化す徳鎧なり。若しは有、若しは無を、了に十二縁に入るる無根本相なり。
八には、一切の所有を施して惜しまざる徳鎧なり。願って一切勾迹に入って共に相習楽するの相なり。
九には、一切衆生の為に戒忍の功徳を積累する徳鎧なり。しかして所造無き相なり。
十には、普く弘めて所至有る徳鎧なり。無所到相と為す。
十一には、大精進力の徳鎧なり。身意空寂相なり。
十二には、一切にして而も一心と為す法身定意正受の徳鎧なり。一切の諸の著相を除く。
十三には、罣礙する所無き智慧度無極の徳鎧なり。諸の無黠と所有(あらゆる)恩愛とを清淨相と為すなり。
十四には、大善権方便の徳鎧なり。普く一切の行を現ずる相なり。
十五には、大慈の徳鎧なり。傷害する所無き相なり。
十六には、大悲を行ずる徳鎧なり。五道を視ること虚空の如くなるを得る相なり。
十七には、大喜悦の徳鎧なり。厭足の有ること無き相なり。
十八には、大護の徳鎧なり。苦楽において動転せざる相なり。
十九には、諸願を具足する徳鎧なり。脱を観ずること掌の如くして疑う所無き相なり。
二十には、一切蓋を思わざる徳鎧なり。諸冥は迹有ること無き相なり。
二十一には、四大五陰の起す所の徳鎧なり。幻法の如く好妙相を化現するなり。
二十二には、四種の供をば毒蛇を視るが如くなる徳鎧なり。法界を平等と為す相なり。
二十三には、諸入は空聚の如しとする徳鎧なり。諸身に復(なた)罣礙無き相なり。
二十四には、三界所有の徳鎧なり。有念を起こさざる相なり。
二十五には、審諦に諸有を受くる徳鎧なり。所起無き相なり。
二十六には、大勇猛の徳鎧なり。不退転を為す相なり。
二十七には、大通達の徳鎧なり。一切の人の行に随って施薬するの相なり。
二十八には、大導師の徳鎧なり。三道を示現するの相なり。
二十九には、三宝の教を断えざらしむる徳鎧なり。皆諸仏の慧を現じて化して普く義を示す相なり。
三十には、一切諸法には受くる所もなく生ずる所も無きの徳鎧なり。不起法忍を得る相なり。
三十一には、動転すること無き地に住むを得る徳鎧なり。皆弟子縁覚を降伏し過ごす相なり。
三十二には、道場を荘厳する徳鎧なり。一心に平等の智慧を行ずるを為して、一切諸法において如審(つまびらかに)正覚する相なり。唯、迦葉よ、是れを菩薩三十二の大徳鎧を行ずと為す。」
精進 無放逸 7
仏言く、「闍耶末よ、今まさに汝がために菩薩行を説くべし。二法有り、疾く智慧を得て大乗を建つ。何等をか二と為す。
一には精進。二には無放逸なり。
何をか精進と謂うや。謂く法才を求めて一切の所有を施して惜しまざるなり。その報いを望まずして道意に勧助するなり。
一には所謂、精進とは諸の不善法を断ずるを用つての故に、皆衆の賢の善法意平等行を具足するなり。無放逸とは、戒において清浄にして諸の所生を願わざるなり。
二に精進とは、謂く身意を貪らず、忍辱の行をなすなり。無有放逸とは害心無くして衆生を救護するなり。
三に精進とは、謂く諸の功徳法を積累するなり。無有放逸とは、厭足を知らず、諸の所修の善・積徳・賢良の法を以って道意に勧むるなり。
四に精進とは、謂く一心に具足して厭くことなきなり。無放逸とは、禅の不退転を欲する所無きなり。
五に精進とは、謂く多く博聞を求めて彼に施す。無放逸とは、常寂静然にして聖賢の智慧を奉ずるなり。
六に精進とは、謂く四恩の行を習うなり。善権の慧を以て放逸なるものを教授するなり。
七に精進とは、謂く身と意にて行ずるなり。その身意を乱さず心を空寂と為す。
八に精進とは、謂く一切の為の故に、諸行において慈意を等しくし、法義において精進するなり。無放逸とは、諸法に慈(めぐ)めどもする著する所無きなり。
九に精進とは、謂く他人及び衆生の為に皆道意を発するなり。無放逸とは、諸の世間を、譬えば焔や幻の如しと観ずれども、道を捨てざるなり。
十に精進とは、謂く所造の行をば頭然を救うが如く、誠諦に入るなり。無放逸とは、滅は尽において慧を証すれども施を起すこと無し。
十一に精進とは、謂く諸の相好を具足し、善本を積累するなり。入無放逸とは、法身において観じて起つ所無きなり。
十二に精進とは、謂くその仏国を厳(かざ)るなり。無放逸とは、衆生の土を浄むるなり。
十三に精進とは、謂く三十七道品の法を厳浄し具足し已って、諸の滅冥より脱し、如来を喜楽せしむるは菩薩の善権方便にして、是れ皆精進によりてこれを致すなり。是を善権智慧と謂う。菩薩これを受くれば則ち不退転を擁護することを致し、無上正真道に立つなり。」
「十地経」
十種の道心(哀愍心)
迷いの衆生は、
1、 みなしごにして、よるべない
2、 いつもいつも貧窮している
3、 貪欲・瞋恚・無知の火焔が燃え上がっている
4、 まよいの存在の牢獄に幽閉されている
5、 いつもいつもはてしなく煩悩の密林のとばりのうちに眠りこけている
6、 知恵の眼は盲いている
7、 善い行いをなそうという願いもまったくない
8、 仏の法が奪い去られている
9、 生死流転の流れのままに漂流している
10、 自由な解脱を求める方便を見失っている
「菩薩の思惟」
私は、いったいどうすれば、
第一のものであるであろうか、
最もうるわしいものであろうか、
最も力強いものであろうか、
すぐれたものであろうか、
特にすぐれたものであろうか、
最上なるものであろうか、
この上なきものであろうか、
導くものであろうか、
正しく導くものであろうか、
あまねく導くものであろうか、
乃至すべてを知る知者の知に帰命するものであろうか。
苦諦 「ああ、あらゆるものは苦悩に満ちている!」
菩薩にふさわしい資質を限りなく豊かにしていこう。
あらゆる衆生を菩薩道に成熟させる。教えの布施。
第五位。さまざまな学問や政治学にも精進。衆生を菩薩道に成熟させるため。
法随法行。
「仏説象腋経」
「この菩薩、施してよく一切を捨し、自己を見ずしてよく慳垢の行を離る。戒に安住して我を見ず、よく破戒の業を離る。忍辱を成就して我を見ず、よく瞋恚の行を離る。精進を有して心身の進に非ず。一切の禅定解脱三昧に入ることを知りて、また自を念ぜず。一心を成就して慧行ありて明了に、自ら一切諸道を解脱するを見る。」
「余明を仮らずして自ら帰依し、余の帰依に非ずして、自ら自尊に帰す。この故に説いて仏はわが尊に非ずと言えり。何を以てのゆえに。我れ仏を離れず。仏我れを離れず。」
「諸法は因縁より生ず。この中我有ること無し。」
「仏昇忉利天為母説法経」
「それ三界は心の所為なり。この心を計せざれば色像あることなし。」
375の偈 すばらしい
一切典を諮受す ゆえに慧ははかるべからず
「一切諸法は悉く仏法たり。」
菩薩は吾我の想無し。他人の想無し。
345
志危国 心念愍哀如来