現実問題として、後継首相を誰か選ぶ必要はあるだろうし、その中で誰が良いかを議論することはもちろん意味はあると思います。
しかし、帯に短し襷に長し、の人ばかりの印象がぬぐえませんし、
野田さんは個人としてはまじめで実務能力もあるのかもしれませんが、大連立を掲げていることに非常に疑問があります。
単純な話、大連立になれば、脱原発が進むはずがないと思います。
その他の諸課題も、はたして思われているほど良い形で進むのか。
むしろ、大連立になれば無責任と安易な政策と、結局は政治的求心力の喪失が進むだけではないかと私は危惧します。
かつて、昭和初期、大政翼賛会ができた時は、政治の指導力が向上するどころか、逆にかえって官僚主導の体制が強められただけでした。
野田さんや馬淵さんら、次の総理に名乗りをあげておられる方がふさわしくないというつもりは毛頭ありませんが、
大連立に反対という意思表示のためには、ポスト菅は菅しかいないのではないか、という気がしてなりません。
ことここに至った以上は、菅総理の退陣はやむをえないのかもしれませんが、まだ辞めていない以上、最後までまだどうなるかわからないと思います。
菅総理続投、大連立反対。
この声を私はまだ、あげ続けていきたいと思います。
いや、今からこそ、あげるべきではないかと思います。