東京五輪は中止せざるを得ないだろう

先日、海外のニュース番組を見ていたら、コロナウイルスのワクチン製造には、おそらく1年半~2年はかかると報じていた。
現在、世界各国の医療機関が各国政府のバックアップのもと全力でワクチン製造にとりかかっているらしい。
通常、なんらかのウイルスのワクチン製造には、治験や法的手続きも含めて10年~20年はかかるそうである。
過去の歴史における最も早い事例でも4年はかかっているそうだ。

と考えると、やはり東京オリンピックの来年の開催はまず無理ではないかと思う。
二年後となると、サッカーワールドカップや冬季五輪と重なるので、これまた難しい。
三年後となると、四年後の五輪とほとんど間隔がなくなる。

となると、もはや東京五輪の開催は中止となるのではないか。
そうなった場合、景気の悪化が可視化していくだろう。

安倍政権はおそらく五輪中止の発表と時を同じくして、求心力や期待を失い、退陣するだろう(あるいは五輪中止を次の政権にさせて自分はしないかもしれないが)。

安倍政権後がこれまたカオスで、順当にいけば岸田さんあたりが首相になるのだろうけれど、そんなに政権が安定するとも思えず、今後景気の悪化とともに、政局は非常に流動的になると思われる。

これから先、非常に世の中の混迷の度合いが増すと思うけれど、大事なことは、あまり心配し過ぎず、心身の健康を保つことだと思う。
私のような一般庶民にできることはたかが知れているし、少しは世の中を良くしたいと思って野党の政治家などに提言をしても聞く耳は持たないだろうから、淡々と世の動きにさほど心を痛めず、自分のなすべきことをしっかり日々にやっていくしかないのだろう。

聖書によれば、時代の苦しみは新しい世界が生まれるための「陣痛」だそうである(マタイ24:8)。
今後の世界の苦しみも、無意味な苦しみではなく、新しい世界の生みの苦しみと思う時に、少しは耐え忍ぶ気持ちも生じやすくなるのかもしれない。