- 作者: 三枝三七子,原田正純
- 出版社/メーカー: 創英社
- 発売日: 2011/09/01
- メディア: 大型本
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水俣の、ある一家の物語。
はじめに妹が、やがてお父さんもお母さんも、水俣病で死んでいった。
最初は、木が枯れ、魚が死に、猫が狂い死んでいった。
あらためて、水俣病の悲しみを思わざるを得ない。
あとがきで、原田正純先生が、
「私たちの周りにいる”小さないのち”も、”私たちのいのち”と繋がっている」
ことが水俣病のメッセージだというのは、本当にそのとおりだと思う。
水俣病からのメッセージをきちんと受けとめ、記憶を風化させず、もう一度考え直していくためにも、多くの人に読んで欲しい絵本だと思う。