■岡田副総理、原発は慎重に検討=最悪の事態回避に「幸運」―福島事故
(時事通信社 - 10月06日 19:05)
http://jp.wsj.com/Japan/Politics/node_525431
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一方、岡田氏は同事故に関し「いろんな関係者が言っているが、これは(ある意味で)非常に幸運だった。最悪の場合は東京圏も含めて汚染される可能性があった」と述べ、最悪の事態は回避できたとの認識を示した。ただ、事故をめぐり「幸運」と表現したことは誤解を招きかねず、福島県民の反発を呼ぶなど波紋を広げそうだ。
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岡田さんが言っているのは、最悪の事態が回避できたという点では相対的に幸運だったというだけのこと。
この何が問題なのかさっぱりわからない。
要するに、不平不満ばかりの人間というのは、最悪の事態が何だったのかわかっていないということではないか。
311直後、メドベージェフは、シベリアに日本の移民を受け入れる用意があると当時表明していた。
外から見ると、当時の日本の状況がよく見えていたということだろう。
実際、311直後、東電が撤退を具申したのを、当時の菅首相が東電に乗り込んで一喝し、そのおかげで原発からの撤退が避けられた。
当時の首相が菅さんのような、良くも悪くも強烈な意志と個性の持ち主ではなく、ただ流されるだけの首相であれば、東電の撤退が既成事実となっていき、原発事故の規模ははるかに拡大し、首都圏三千万人移住は現実になっていた可能性が高い。
最悪の場合、首都圏三千万人移住は十分にありえることだった。
岡田さんは、その最悪シナリオが現実になった事態に比べれば、不幸中の幸いとして、そうならずに済んだと言っただけのことだ。
今回のこの岡田さんの発言について揚げ足取りや文句ばかり言っている人間は、実に認識が足らぬというか、本当にどうしようもない人間と言わざるを得ないだろう。