- 作者: マイケルモーパーゴ,Michael Morpurgo,永瀬比奈
- 出版社/メーカー: 徳間書店
- 発売日: 2002/08
- メディア: 単行本
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とても良い本だった。
両親と暮らす女の子のところに、ある日突然、会ったこともない父の父、つまり祖父という人がやってくる。
祖父のポプシクルは、父が小さい時に家を出て行って、五十年ぶりとのこと。
再会の直後、ポプシクルは脳梗塞で倒れて記憶を部分的に失う。
いろんな出来事があって、記憶を取りもどし、六十年近く前に、ダンケルクの撤退作戦に参加したことを思い出す。
ダンケルクでやり残したことをするために、主人公の少女とポプシクルとその友人たちは、ポプシクルの持ち物である船に乗り込んでダンケルクへ向かう。
ちょうど去年の末頃、youtubeでダンケルク撤退のBBCのドラマを見たりしていたので、あの戦場がどれだけひどいものだったか、どんなに大変だったか、もちろん遠い後世の私に本当のところはわかるはずがないけれど、感情移入して読むことができた。
モーパーゴらしい、とても胸打たれる良い作品だった。
参照 ドラマ・ダンケルク
http://d.hatena.ne.jp/elkoravolo/20120104/1325686850