- 作者: 竹内維茂
- 出版社/メーカー: 弥生書房
- 発売日: 1984/12
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観無量寿経について説き明かしている、良い本だった。
筆者が言うには、観無量寿経は「至心に求めること」を教えてくれると。
「至心に求める」とは、真実心を起こすことで、それは「仏への道」にめざめることである。
しかし、それは本当は、「仏からの道」であり、仏の限りない慈悲と智慧の働きに気付くことである、と。
さらに、至心、真実心とは何かを、観無量寿経は三心として説き明かしている。
仏の三心に触れ、自分が三心を起こして生きていくこと。
そのことを観無量寿経が教えてくれている、というのが本書の内容だったのだけれど、なるほどーっと思った。
真実心や三心について、あらためて考えさせられた。