絵本 「ディケンズ クリスマス・キャロル」

クリスマス・キャロル

クリスマス・キャロル


本当に感動した。


ケチで利己的な主人公が、クリスマスの夜に起こった奇跡、三人の精霊に次々と、過去・現在・未来をそれぞれに見させられる、という出来事がきっかけで、生まれ変わること。


本当に心震える名作だった。


もっと早くに読んどけば良かったなぁ。


また、この本は、ロベルト・インノチェンティの絵がディケンズの文章に付された絵本なのだけれど、インノチェンティの絵が本当に素晴らしい。


ぜひ多くの人に、この文章と絵を、味わって欲しいと思う。


クリスマス・キャロルは本当に繰り返し折々に読み直したい名作と思う。



「霊魂になってからは仕方がない。生きている時ならば、どうにかできたろうし、幸福にしてやることもできたろう。」


「人生に与えられた機会を、あやまってもちいたと人が後悔してもとりかえしはつかない。」


「人間が私の仕事だった。公共の福祉、博愛、憐み、慈善が私の仕事だった。商取引など、広大な大海のような仕事の一滴の水に過ぎない。」


「お金儲けをしているうちに、気高い向上心がひとつひとつ消えて行った。」


「生き方を変えなければ、末路も変わらない。
もし生き方を変えれば、末路も変わる。」


「これから先の時間は自分のものであり、自分の手でやりなおしがきくことだ!」