「ロミオの青い空　完結版」

私は、テレビ放映当時は一度も見たことがなくて、しかもテレビで放映されていたことすら記憶になかった。
しかし、今回、この総集編を見て、本当に良い作品だったのだと驚いた。
とても名作と思う。

世界名作劇場の中でも、この『ロミオの青い空』は、非常にシビアな状況に置かれた主人公の少年たちが、堅い友情で結ばれて、苦難に立ち向かっていくという、かなり異色な作品と思う。

主人公たちは煙突掃除で過酷な労働を強いられるのだけれど、「黒い兄弟」というお互いに助け合う誓いを結ぶ。
そのリーダーのアルフレードは、まさに人の鑑のような立派な少年で、その生き方には甚だ心打たれる。

総集編で見たので細部はよくわからないけれど、そのうち原作も読んでみたいと思う。

とても良い作品だった。
人は誰でも、これぐらいの友情に憧れるのかもしれない。