「私のあしながおじさん 完結版」


世界名作劇場の「私のあしながおじさん」は、テレビで放映されていた頃は、あっているのは知っていながら、たぶん一度も見たことがなかった。

今回、この総集編を見てみたのだけれど、とても良い作品だったと思う。

ストーリーは誰もが知っているものだし、私も見る前から知っている気になっていたのだけれど、(たしか私が小学生の低学年の頃、劇でも見たことがあった)、

この作品の本当に言いたいことは、自分に引け目を感じずに自分のことを話せるようになること、そして、誰かの善意を本当に信じることができるようになるということ、そういったことだったんだなぁと、はじめて気づいた。

あらためて、名作だと思う。
自由・平等・博愛が、絵空事ではなくて、本当のことだと信じることができるようになるまで、人はどれだけ大変な思いをすることだろうか。
また、それを若い世代や子どもたちが信じることができるように、大人は努力をしなければならないのだと思う。

にしても、このあしながおじさんでも、ポリアンナ物語でも、なぜか大金持ちはペンデルトンさんという名前だけれど、金持ちに多い苗字なんだろうか。