「ブッシュベイビー 完結版」


世界名作劇場の『大草原の小さな天使 ブッシュベイビー』は、放送当時はその存在も知らず、全く見たこともなかった。
今回、総集編を見てみたら、けっこう面白く良い作品だった。

ケニアに住む主人公たち家族は、ケニアが独立してしばらく経ち、国の政策の方針でそれまで主人公のお父さんが努めていた自然保護官の仕事を解任されたので、イギリスに帰ることになる。

しかし、主人公のジャッキーが買っているブッシュベイビー(ショウガラゴ、夜行性のサルの一種)のマーフィーをイギリスに連れて帰る許可証がなくなってしまい、出航直前に港の近くの公園にマーフィーを放しに行こうとしている間に、船が出港してしまう。

そのあと、もともと知り合いのテンボと一緒に、サバンナを旅し、最終的には無事にお父さんたちと再会できる、という物語。

アフリカの大自然に、あらためて興味が湧く作品だった。

マーフィーのかわいさとお利口さんなところも、とても印象的だった。
ラスカルやアメデオもかわいかったが、マーフィーもなかなか良いキャラと思う。

原作だと、マーフィーを最後は一緒にイギリスに連れて帰るそうだが、このアニメだと、森の仲間たちに帰してあげるところで終わる。
原作をまだ読んだことがないのでわからないけれど、たぶんアニメ版の方が、その点では良い仕上がりになっていそうである。

良い作品だった。