- 出版社/メーカー: バンダイビジュアル
- 発売日: 2009/08/25
- メディア: DVD
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小さい頃、見たことはあり、最終回は特に印象的だった。
いま見ると、あらためて、なんとも悲しい、涙の出てくる物語である。
大人になった今、この物語を見て思うのは、ネロのような少年の才能の芽をつぶしてしまうことなく、大事に育てる世の中にしないといけないということだ。
心優しく、絵の才能の天分もあったネロは、周囲の大人たちの無理解や冷たさによって、才能の開花を見ることなく、あまりにも有名なラストシーンでまだ幼くして亡くなってしまう。
周囲にもっと優しい大人たちや、実査に助ける手があれば、どれだけ良かったろう。
今の日本も、自殺者や孤独死や、奨学金の返済で苦しむ若者や学資不足に苦しむ人は多い。
ネロのような子を一人でも助けること。
それが、この物語で涙したことのある日本人が、心がけるべきことなのだと思う。
いつかベルギーに行って、このルーベンスの絵を見てみたい。