善導大師『阿弥陀如来を観想する教えの入口』(観念法門) 第四十一節

善導大師『阿弥陀如来を観想する教えの入口』(観念法門) 第四十一節



また、無量寿経には以下のような意味のことが述べられています。
釈尊は、アーナンダ尊者に告げておっしゃられました。「浄土に往生する人々は、みな正定聚に住しています。十方のあらゆる方角のさまざまな仏たちはみなともに阿弥陀仏を讃歎なさっています。もしある人が、阿弥陀如来の名号を聞いて、信心歓喜することが、たった一回の念仏だけだったとしても、浄土に往生したいと願うならば、往生することができ、もう二度と退転しない境地に住します。」」と。
また、この経典の文言が証明となります。このこともまた、阿弥陀如来の御本願によって間違いなく往生させていただくと知り、さまざまな仏たちがそのことを証明しておられると知っていく縁です。