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著者は、最初は自力の仏教を求め、四国遍路や坐禅の修行に打ち込み、天台学も究めたが、最終的には浄土真宗の他力の教えに出遇った方。
その求道の過程が、とても読みやすく回想されていて、とても面白い一冊だった。
さまざまな人生の出来事や出会いを経て、親鸞聖人の念仏のみ教えを本当に受けとめていった遍歴が描かれていて、とても味わい深い一冊。
念仏には力がある、生死を超える力がある、
ということ、
および、如来のお慈悲に気づけば黒雲(煩悩や悩み)が光雲となる、という話は、とても感動させられた。
念仏に興味のある方に、オススメの一冊。