- 作者: 坂本幸男,岩本裕
- 出版社/メーカー: 岩波書店
- 発売日: 1976/10/18
- メディア: 文庫
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法華経は、たまに無性に読みたくなります。
読むたびに、なんだか元気になります。
私は特に、観世音菩薩普門品と薬草喩品と常不軽菩薩品と如来寿量品が好きですが、
その他の品も、読むたびに発見があるような気がします。
ずっと前に、高野山の宝物館で、菅原道真が写経したという法華経を見たことがあり、それが一字一画すごく丁寧で、ものすごい情熱と祈りがこめられているのが感じられて、感動したことがあります。
それから、ちょくちょく法華経を読むようになったのですが、各時代を通じて、もっとも日本人の魂を鼓舞し、生きる力を与えてきた書物のひとつだと思います。
べつだん、天台宗や日蓮宗だけではなく、弘法大師や法然上人や道元禅師も法華経を深く読んでいたようですし、宗派を越えて、大事にしたいお経のひとつだと思います。