平井幸聖 『涙の縁で命が見える』

涙の縁で命が見える

涙の縁で命が見える


胸を打つ本だった。

亡くなっていく人は、

1、こんなにも命は怪我や病気で苦しまねばならぬこと
2、人の命が突然亡くなってしまうこと
3、人の命が哀れで儚いこと
4、人の命はこの世において最も尊いこと
5、1から4のことのゆえに、一年、一月、一日を、悔いのないように、日々を大切に輝かせて生きていかねばならないこと

を教えてくれる。
それが「仏」であり、「恵み」である、という話は胸を打たれた。

「間に合った」という話、すでにみ仏の慈悲に包まれているという話も、胸を打たれた。

多くの人、特に逆縁にあった人に、きっと心にしみる本だと思う。

南無阿弥陀仏