円高ならば輸入は有利

円急騰一時1ドル76円台とのこと。

円高ならば、輸入は有利になる。

これから、復興資材は必要になるし、海外からさまざまな物資や資源を輸入するならば、円高はむしろ生かすべき条件と言えるだろう。

日本の国力に対する信頼が大きいから通貨がこれだけ強くなっているわけで、震災にもかかわらず通貨が高くなるということは、日本の対応や国力に対する諸外国の評価が極めて高いことを示すものである。

もし、今度の震災で日本が駄目だと思われていれば、通貨は暴落するはずである。

その逆をいっていることを、嘆くよりは、むしろ歓迎する方が良いのではなかろうか。

輸出産業はたしかに苦しい部分もあろうけれど、加工するための原材料は安く手に入れることができるはずだし、生産拠点をすでに海外に移している企業も多いだろう。

それに、消費者にとっては、円高はむしろ大きな利益となる。

何事も、避けられない出来事や条件ならば、それをいかに受容し、生かすかを考えた方が良い。

円高をいたずらに嫌忌するよりは、受けいれていかに生かすかをこそ考え実行すべきと思う。