佐賀の武雄市が被災者の方々を千人受けいれると表明している。
大阪も動き出した。
各地市町村や都道府県が、率先して、お互いに助け合う声をあげ、措置をとることは、このたびの事態において極めて役に立つ意義あることではないかと思う。
福島の被災地域の市町村のひとつひとつに対して、それぞれに他県他地域の市町村が分担のグループをつくり、重点的に自分と同じグループの市町村に手をさしのべるというのはどうだろうか。
目的対象や連帯する相手がはっきりわかった方が、相互に窓口や働き掛けがしやすいと思う。
武雄や大阪の声に全国の市町村や都道府県が続き、国のみでない自治体による相互扶助や連携ができれば。
国は規模が大きすぎ、顔が見えない場合もあるが、息の長い復興支援には、顔の見える関係が重要と思える。
きめのこまかなサービスや相互連携という点では、その方がむしろ望ましい場合もあるのではないかと思う。
かつて、江戸時代、木曽川の治水を遠く離れた薩摩藩が命がけで行い、見事にその大任を果たしたように、遠く離れた各自治体が、相互扶助の手を今回の震災の被災地域に行うことができたら、どれだけか素晴らしいだろうと思う。