わが国のリテラシーの高さ

原発で爆発…情報二転三転、対処に戸惑う住民
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20110313-OYT1T00047.htm



この記事に関するネット上のブログやコメントを読んで、けっこう多くの人が、東電や国は一貫してきちんと働いていることを認め、むしろ新聞が余計な煽りをすることを戒めるコメントを述べており、わが国のリテラシーの高さをあらためて感じた。

もちろん、一部には、ただやみくもに政府や東電をこきおろせば自分が何かをしているかのように勘違いしたコメントや煽りもあるようだが。

政府も消防隊員も原発職員の人々も、皆不眠不休で、命がけで働いている。

きちんとした情報公開がなされているかチェックすることは大事だが、不確かな情報を無責任に流すことは、責任ある機関は決してできない。

命がけで働いている人々を応援し、官民ともに心をひとつにして、災害復旧に努めることが、今一番大事なことだろう。

ネガティブな批判や悪罵や、分裂を煽るような醜い心は、全く不要であるし、日本人には全くもってふさわしくない。

大半の日本人が、多大な勇気と優しさを今回見せ、発揮しているように、今は政府や東電や国民有志がお互いに協力し合い、励まし合うことこそ、何よりも大事なことだろう。

「天災地変は人力を以て予防し難く、ただ速やかに人事を尽して民心を安定するの一途あるのみ。 」

である。

ちなみに、世界中から、日本にあたたかい励ましと気遣いの言葉が続々と述べられている。

http://prayforjapan.jp/

世界中が日本を見ている。

いまこそ、無責任な批判や煽りではなく、命がけで頑張っている人々を応援し、ともに励まし合い、信じ合う国であろう。

もちろん、情報の真偽や公開の透明性を問う声は大事だ。
しかし、それは上記の心ときちんとした礼節と両輪であるべきである。