菅さんの硫黄島の遺骨収集について

菅さんのブログにこんなことが書いてあった。

http://kanfullblog.kantei.go.jp/2010/12/20101224.html


この記事によれば、菅さんは四年前に硫黄島に行って以来ずっと気にかかっており、首相になると同時に特命チームをつくり、米公文書に必ず日本人の戦死者の埋葬地についての資料があるはずだと指摘し、米公文書を調べることによって今までわかっていなかった日本人兵士の埋葬地がわかり、大規模な遺骨発見につながったとのこと。

また、一万数千柱も未だに硫黄島に遺骨が残っていることを「政治の不作為だ」と述べたそうだ。


もしこの記事のとおりだとすれば、菅さんは立派だと思う。

考えてみれば、敗戦後六十年以上も経つのに、硫黄島を含めておびただしい日本人兵士の遺骨が今もって帰国できずに各地に残されているというのは、「政治の不作為」以外の何物でもないと思う。

シベリア抑留者への補償も、そういえば民主党政権になってからやっとなされた。

自民党やその支持者の連中は、口先だけ愛国だの歴史だの言うけれど、肝心要のこういうところをなおざりにしてきたことについてはどう思うのだろうか。

あまり居丈高には何も言わないけれど、こういうところを地道にきちっとしている点では、菅さんはなかなか立派なのではないかと私は思う。

レイテには、私の大叔父の遺骨が今も残っている。
そのうち、レイテ島を含めて、硫黄島以外の地域の日本兵の遺骨の発掘と帰国作業が進めばいいなぁと思う。