Nスペ 「吉永小百合 被爆65年の広島・長崎」

以前、Nスペ「吉永小百合 被爆65年の広島・長崎」という番組を見た。

http://www.nhk.or.jp/hiroshima/peace/h22/program2.html

本当、吉永さんは偉いなあと思った。
若いときに被爆者を描いた映画に出演したことがきっかけで、大量の原爆詩を読み込んで自ら選んだ詩を長い間朗読するコンサートをずっと開いているそうである。

はかりしれない広島・長崎の人々の思いを受けとめ、65年経った今に語りなおすということは、本当に貴重な営みだと思われた。

番組で紹介されていた、「生ましめんかな」や、サダコの折鶴の話などに、思わず胸を打たれて涙。

特に、大平数子さんという方の「慟哭」という詩はすごい詩で、圧倒的な迫力で、本当に胸を打たれた。
その詩の中に、正義とは剣を抜くことではなく、愛であり、母を悲しませないことである、という内容は、本当にそのとおりだと思った。

原爆詩の数々を、私もきちんと読んでみたいと思った。

良い番組だった。