絵本 「ミサコの被爆ピアノ」

ミサコの被爆ピアノ

ミサコの被爆ピアノ

本当にあった御話を元に描かれた絵本。

ピアノを自由に弾き、自由に聞くことが、どれほどありがたいことで、それこそが平和の証だと、この絵本を読んでしみじみ思わずにはいられなかった。

それが、戦争中や敗戦直後はできなかったのだということを、この話を知るまで、ほとんど考えてみたこともなかった。

広島の原爆の日、ガラスがたくさん突き刺さりながらも、無事に残ったピアノ。

何十年も経ったあと、調律師の方のおかげで、その音色はよみがえり、今も被爆ピアノとして、いろんなところへ巡回して演奏されているという。

文章も本当にすばらしかった。

ぜひ多くの人に読んで欲しい、名作絵本。