2010-12-23から1日間の記事一覧

ドラマ 日野熊蔵

(2010年 11月記す) ドラマ・日野熊蔵伝を見た。 このドラマで見るまで、私はちっとも知らなかったのだけれど、日野熊蔵という人は今から百年前、日本人ではじめて飛行機を使って飛んだ人らしい。 人吉出身の陸軍の軍人で、発明の才能があり、ヨーロッパに…

BS2 留用された日本人 日中知られざる戦後史

(2010年 4月記す)衛星第二で、「留用された日本人 日中知られざる戦後史」という番組があっていて見たのだけれど、とても面白かった。 第二次大戦後、中国共産党軍によって、医療・看護や、航空機、石炭、鉄道などの部門に、そうした技術を持っていた大陸…

Nスペ 「貧者の兵器とロボット兵器 〜自爆将軍ハッカーニの戦争〜」

Nスペで「貧者の兵器とロボット兵器 〜自爆将軍ハッカーニの戦争〜」という番組があっていた。 http://www.nhk.or.jp/special/onair/101017.html アフガンで、タリバン強硬派と米軍がいまどのような戦闘をしているかという様子のドキュメントで、自爆テロを…

Nスペ 「”テロリスト”と呼ばれて」

(2010年 9月記す)Nスペ「”テロリスト”と呼ばれて」という番組があっていたので見た。 http://www.nhk.or.jp/special/onair/100912.html グアンタナモ収容所から釈放された人の中から、取材に応じた数人について、インタビューがしてあった。 番組を見てい…

Nスペ 「吉永小百合 被爆65年の広島・長崎」

以前、Nスペ「吉永小百合 被爆65年の広島・長崎」という番組を見た。http://www.nhk.or.jp/hiroshima/peace/h22/program2.html 本当、吉永さんは偉いなあと思った。 若いときに被爆者を描いた映画に出演したことがきっかけで、大量の原爆詩を読み込んで自…

証言記録 市民たちの戦争 “引き揚げ”の嵐の中で 〜京城帝国大学 医学生の戦争〜

(2010年 9月記す)「[証言記録 市民たちの戦争]“引き揚げ”の嵐の中で 〜京城帝国大学 医学生の戦争〜」という番組を見た。 http://cgi2.nhk.or.jp/shogenarchives/bangumi/movie.cgi?das_id=D0001220035_00000 今のソウル、かつての京城にあった、京城帝…

NHK 「証言 石炭戦士・地底の戦場〜福岡・筑豊〜」

(2010年 8月記す) NHK「証言 石炭戦士・地底の戦場〜福岡・筑豊〜」 を見た。 最近、筑豊の炭住が取り壊された様子と、戦前戦中の筑豊炭鉱の様子がインタビューを交えて特集されていた。 昭和初期、まだ戦争が始まる前は、炭鉱はわりと良い職業で、住宅…

news23スペシャル 「二重被爆」を見て

(2010年8月記す)new23のスペシャルとして、広島と長崎で二回被爆した方の特集があった。 http://retrogoods.blog53.fc2.com/blog-entry-3220.html番組では、その中の三、四人ほどの方のインタビューがされてあって、どれも心血をそそぐような御話で、胸を…

Nスペ 「密使 若泉敬 沖縄返還の代償」

(2010年8月記す) Nスペの「密使 若泉敬 沖縄返還の代償」を見た。 http://www.nhk.or.jp/special/onair/100619.html?from=tp_ac01 若泉敬さんは、佐藤内閣の時に密使として沖縄返還交渉にあたった人物。 しかし、戦後、沖縄の米軍基地が固定化してしまい、…

ドラマ「歸國」を見て

(2010年8月記す) ドラマ「歸國」を見た。 http://www.tbs.co.jp/kikoku2010/ 65年ぶりに南洋の海で死んだ日本軍兵士たちの英霊が、短時間だけ今の日本に帰国するという設定。 いろんな兵隊たちのそれぞれの背景や心境が何筋か並行して描かれていて、いくつ…

酒井雄哉さんの講演で聴いたこと

(2010年7月記す)酒井雄哉さんの講演を聴いてきた。 酒井さんは、千日回峰行を二回されたという、比叡山の有名なお坊さん。 もう80以上なのにとても明るくて元気な様子に感嘆させられた。 まごころや思いやりということが一番大事で、人の世話や介護や仕事…

ETV 働く人の孤立と貧困のゆくえ 重松清

一年ほど前、ETV特集「働く人の孤立と貧困のゆくえ」を見た。http://www.nhk.or.jp/etv21c/update/2009/1108.html(以下はその時の感想) 作家の重松清が、秋葉原の殺傷事件と派遣村について取材し、派遣について考えるという番組だった。 番組を見てて、…

石川三四郎についての雑感

(2009年11月記す)石川三四郎の生涯を一言で言えば、「非暴力不服従」の人生だったのではないかと思う。 石川三四郎自身は、「非暴力不服従」という言葉を用いているわけではないけれど、そう形容するのが一番だと思う。 その点は、一貫しているように思え…

石川三四郎の「人生詩」

(2009年11月記す) 石川三四郎の著作集を読んでたら、こんな一節があった。 「人間は誰でも、生まれながら美的本能を持っている。 その本能を生かし、育成する程度に従って人格の品位が定まるのである。 各人がみな自らの憧れに気づき、それを愛撫する。 そ…

自然法爾と石川三四郎

(2009年11月記す)石川三四郎の文章を読んでいると、ときどき「自然法爾」という言葉が出てくる。 (「自由と必然」など) 「自然法爾」は、言うまでもなく親鸞聖人が用いた言葉である。 石川三四郎がどの程度、親鸞聖人の著作を読んでいたかはよくわからな…

マルクス主義以外の社会主義を自覚的に担うこと

(2009年11月記す)社会主義には、大きく分けると、マルクス主義とマルクス主義以外の社会主義があるのではないかと思う。 マルクスがあまりにも整然とした論理と説得力があり、ロシア革命も主にマルクス主義者が実験を握ったために、ロシア革命以後は社会主…

石川三四郎と福沢諭吉

(2009年 11月記す)石川三四郎と福沢諭吉。 一見対極にいる感のある思想家だけれど、案外とそうではないのかもしれない。 石川三四郎が、昭和11年に書いた「紛失された個人主義」という文章がある。 言論の自由や個人主義・自由主義を熱烈に擁護し、自主的批…