「俺たちは小さい時から人と争って、
勝つことを教えられて育ってきた。
学校に入る時も社会に出てからも、
人と競争し勝つことを要求される。
しかし、勝つ者がいれば負ける者もいるんだ。
負けた者はどうなる。
負けた者は幸せになる権利はないというのか。
今まで俺はそれを考えたことはなかった。
俺は悲しい、それが悔しい。
ガミラスの人々は地球に来たがっていた。
この星はいずれにせよおしまいだったんだ。
地球の人もガミラスの人も、幸せに生きたいという気持ちに変わりはない。
なのに我々は戦ってしまった。
我々がしなければならなかったことは戦うことじゃない。
愛し合うことだった。」