アメリカの中間選挙で共和党が圧勝したそうである。
野党の共和党の反対で民主党政権が政策をなかなか実現できなかったから、という理由で、野党の共和党が選挙に勝つ、という理屈がいまいちわからない。
アメリカの有権者は何考えてんだろう、と思ったけど、日本もまさに同じだったんで人のことは言えないか。
この苦境にありながら、オバマさんの演説はなかなか良かったと思う。
http://www.whitehouse.gov/the-press-office/2014/11/05/remarks-president-press-conference
特に以下の部分はじーんときた。
「重要なのは、今はなすべきことをなす時だということです。
この国がなさねばならぬ事柄は、次の二年ないし四年を待つことはできないということです。
この国には未来のために導入されなければならないさまざまな予定があるのです。
そして、実のところ、私は我々の未来に対して楽観的です。
私はそうである当然の理由を持っています。
私は、アメリカ全土で、断固たる決意を持ち、大きな心を持ち、自分ができることを求め、決してあきらめない、さまざまな困難に打ち克つ人々に会っています。
そして、彼らは私を日々に啓発し鼓舞してくれています。
なので、事実、私は今もなお私が最初に当選した六年前の夜に言ったことを信じています。
今日テレビは全米の地図で埋め尽くされ、あらゆる皮肉な人々が異議を申し立てていますが、私は私たちが単なる赤と青(共和党と民主党)の州の集まりである以上のものだと信じています。
私たちは合衆国なのです。」
オバマさんの心が伝わって、これから二年間も無駄にならず、良い方向にアメリカが向かってくれるといいけれど。
日本も、しっかし、党派による分裂が深まっているような気がする。
「機能する政府」というのは、なかなか実現が難しいものだ。