アインシュタインのことば

アインシュタインのことば

ジェリー・メイヤー『アインシュタイン150の言葉』(ディスカバー21)より


・ 「私は天才ではありません。ただ、人より長くひとつのこととつき合ってきただけです。」
・ 「私には、特殊な才能はありません。ただ、熱狂的な好奇心があるだけです。」
・ 「私は、一日100回は、自分に言い聞かせます。私の精神的ならびに物質的生活は、他者の労働の上に成り立っているということを。」
・ 「私たちはみな、他の人々の仕事によって、食べるものや家を与えられています。ですから、それに対してはきちんと報酬を支払わなければなりません。自分の内面の満足のために選んだ仕事だけではなく、人々に奉仕する仕事をすることによっても。さもなければ、どんなに欲求が質素であっても、寄生者と呼ばれるものになってしまうでしょう。」
・ 「どうして、自分を責めるんですか?他人がちゃんと必要なときに責めてくれるんだから、いいじゃないですか」
・ 「私は、先のことなど考えたがことがありません。すぐに来てしまうのですから。」
・ 「なぜ人は、仕事いうものを、ひどく深刻に考えるのでしょう?不思議です。誰のために?自分のためにでしょうか?人はすぐに死んでしまうのに。同世代の人のため?後世の人のため?そうではないでしょう。やはり、わからないままです。」
・ 「仕事は、人生に実質をもたらす唯一のものです。とはいうものの、私たちの達成することなんて、石鹸の泡のようなものにすぎません。私たちは、みな二本足の獣で、サルの子孫なのです。」
・ 「それでも、永遠なるものに関心を抱くのがいちばんいいでしょう。というのは、それのみが、人間社会に平和と平穏を回復させる精神の源だからです。」
・ 「人間とは、私たちが宇宙と呼ぶ全体の一部であり、時間と空間に限定された一部である。私たちは、自分自身を、思考を、そして感情を、他と切り離されたものとして体験する。意識についてのある種の錯覚である。この錯覚は一種の老後で、個人的な欲望や最も近くにいる人々への愛情に私たちを縛り付けるのだ。私たちの務めは、この牢獄から自らを解放することだ。それには、共感の輪を、すべての生き物と自然全体の美しさに広げなければならない。実質的に新しい思考の形を身につけなければ、人類は生きのびることはできないだろう。」
・ 「私に畏敬の念をいだかせるものは二つ。星がちりばめられた空と内なる倫理的宇宙。」
・ 「人間性に絶望してはなりません。なぜなら、私たちは人間なのですから。」
・ 「いかなる問題も、それをつくりだした同じ意識によって解決することはできません。」
・ 「信念は、推進力としては役に立つが、調整器としては役に立たない。」
・ 「人間の真の価値は、おもに、自己からの解放の度合いによって決まる。」
・ 「世界について最も理解できないことは、世界が理解できるということだ。」
・ 「われわれは何も知らない。我々の知識のすべては、小学生と変わらない。」
・ 「大切なのは、疑問を持ち続けること。」
・ 「神聖な好奇心を失ってはいけない。」
・ 「好奇心は、それ自体に存在理由があります。永遠や人生や実在の不思議な構造といった神秘についてよく考えてみるなら、畏敬の念を持たずにはいられないでしょう。毎日、この神秘を少し理解しようとするだけで十分です。」
・ 「科学の全体は、日常的な思考の精錬にほかならない。」
・ 「思考とは、それ自体が目的である。音楽もそうです。」
・ 「過去、現在、未来の区別は、どんなに言い張っても、単なる幻想である。」
・ 「結果というものにたどり着けるのは、偏執狂だけである。」
・ 「この世界を、個人的な願望を実現する場とせず、感嘆し、求め、観察する自由な存在としてそこに向かい合うとき、われわれは芸術と科学の領域に入る。」
・ 「私は、あんまり人付き合いをしませんし、家庭的でもありません。私は平穏に暮らしたい。私が知りたいのは、神がどうやってこの世界を創造したかということです。私は、あれやこれやの現象だの、元素のスペクトルだのに興味はありません。私が知りたいのは神の思考であって、その他のことは、些末なことなのです。」
・ 「道徳は、最も重要なことです。神にとってではなく、私たちにとって。」
・ 「人間にとって最も大切な努力は、自分の行動の中に道徳を追求していくことです。私たちの内面的なバランス、そして、存在そのものが、そのことにかかっています。行動に現れる道徳だけが、人生に美と品位をもたらします。」
・ 「文明人の運命は、いよいよ、どれだけ力のある道徳を生み出せるかにかかってきています。」
・ 「野望や、ただの義務感からは、本当に価値のあるものは生まれません。それは、人や対象となる物への愛と献身から芽生えます。」
・ 「宗教なくして科学は不具であり、科学なくして宗教は盲目です。」
・ 「神の前では、われわれは平等に賢く、平等に愚かです。」
・ 「何かを学ぶためには、自分で体験する以上にいい方法はない。」
・ 「自分の目でものを見、自分の心で感じる人間がいかに少ないことか。」
・ 「観察したり、理解したりする喜びは、自然からの最大の贈りものだ。」
・ 「知恵とは、学校で学べるものではなく、一生をかけて身につけるべきものです。」
・ 「専門的な知識を習得することではなく、自分の頭で考えたり判断したりする一般的な能力を発達させることが、いつでも第一に優先されるべきです。」
・ 「賞賛による堕落から逃れる方法はただひとつ、仕事を続けることである。人は、立ち止まって賞賛に耳を傾けがちであるが、唯一なすべきは、賞賛から目をそらし、仕事を続けること、それ以外の方法はない。」
・ 「私は、真の「孤独な旅人」です。」