「龍馬伝」の中での吉田松陰のセリフ

大河ドラマ龍馬伝」の中での、吉田松陰のセリフ。


「それが何じゃ。そりゃ、失敗するかもしれん。
黒船に行き着く前に、捕らわれるかもしれんし、
アメリカ人に乗船を拒まれるかもしれん。
それでええんじゃ。
何もせんことより、その方が何千倍も何万倍も値打ちがある。

僕は死など、怖うない。
そげなことより、行きたいっちゅう気持ちの方が遥かに強いんじゃ。
桂君、君が本当に異国に興味があるんなら、きっと僕と同じことをする筈じゃ。
じゃが、君はそれをせん。
なぜじゃ?
殺されるからか?
日本に帰れんからか?
別れが辛いからか?

そんなものはな、すべて言い訳じゃ。
見ろ。
僕には、言い訳など何もない。
どんな運命が待ってようが後悔せん。
僕が今やるべきことは、黒船に乗り込んで、アメリカへ行くことじゃ。
桂君、坂本君、僕のことを心配してくれてありがとう。
しかし、僕は今、震える程の喜びを感じちょるんじゃ。」