- 出版社/メーカー: バンダイビジュアル
- 発売日: 2009/08/25
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私が小さい頃、『小公女セーラ』のアニメが世界名作劇場であっていた。
ふとなつかしくなり、先日原作を読んだら名作だったので、このアニメの総集編も見てみた。
見てまず思ったのは、ミンチン先生もラビニアも、原作以上に性格が悪くて意地悪だということである。
原作でも相当に性格が悪かったが、アニメではそれを上回る意地の悪さに驚いた。
そんな中、健気に耐えぬくセーラの姿には涙なしには見られない。
それにしても、なぜ小公女がここまで多くの人に愛される作品かというと、このセーラの逆境や苦難に、自分のそれを重ね合わせるからではなかろうか。
形を変えて、自分にもこんなことがあったなぁ、あんなことがあったなぁと。
そういう意味で、大人になってから見ると、子どもの時よりも涙なしには見れないのかもしれない。
あと、すぐ隣に住みながら、父の親友のクリスフォードとなかなかお互いに気付いて会えないあたりは、なんだか聖書や法華経の、父と子のたとえを思い出す。
古典というのは、どこかにこういう共通点というか、真理の表し方があるのかもなぁ。
それにしても、アニメ版を見て思い出したのだが、セーラの声優さんはナウシカやめぞん一刻の管理人さんと同じだったのか。
ラビニアの声はアンネットのルシエンや若草のジョーをやってる声優さん。
小さい頃はあんまり気づかないで見ていたが、いろんな声優さんがいろんな役をやってたんだなぁと感心。
昔のアニメは本当よくできているなぁとしみじみ感心。
世代を超えて受け継がれていって欲しいものである。