エスペラント語の歴代誌上第四章十節(ヤベツの祈り)

歴代誌上の四章にある、いわゆる「ヤベツの祈り」をエスペラント語版の聖書で見たら、なかなか面白かった。


“Ho, se Vi min benus kaj vastigus miajn limojn, kaj Via mano estus kun mi kaj forigus la malbonon, por ke mi ne havu aflikton!”


直訳すると、


「ああ、もし、あなたが私を祝福して私の限界を広げてくださり、あなたの手が私とともにあり、私が悩みを持たないように災いを取り除いてくださるならば。」


といった感じで、強い祈りというより、苦しい中にあるヤベツの「こうだったらいいのになぁ」という呻きのような感じで訳されている。


歴代誌上の前後の箇所を見ると、このヤベツの祈りを神は聞き届けて助けたそうである。


訳文によって、大分印象がいろいろと変わるものである。



「私を大いに祝福し、
私の地境を広げてくださいますように。
御手が私とともにあり、
わざわいから遠ざけて私が苦しむことのないようにしてくださいますように。」
(歴代誌上 第四章 十節)


「イム・バレーク・テバラヘーニ・ヴェヒェルビーター・エ・ゲブリー・ヴェハヤター・ヤデハー・インミ・ヴェアシーター・メラーアー・レヴェルティ・オオツビー・ヴァイヤアベ・エロヒーム」