絵本 「あかりの花」

あかりの花 (日本傑作絵本シリーズ)

あかりの花 (日本傑作絵本シリーズ)


中国の少数民族・苗(ミャオ)族の民話の絵本。
とても素晴らしかった。
ある若者が、畑で白い百合の花を見つけ、家に持って帰って大切にしていたら、美しい女性に変身した。
それから二人で力を合わせて働き、裕福になった。
と、金持ちになると、若者は働かなくなった。
ぐうたらしている夫に、妻は一緒に働こうと言うが、聴かない。
ある満月の夜、ロウソクの灯が大きな赤い鳥に変身し、妻はそれに乗っていなくなってしまう。
悔い改めた男性は、一生懸命働く。
かつてのことを思い出し、涙を流していると、石臼から百合の花が伸びて咲き、なんと妻が帰って来てくれた。
という物語。
多くの人に読んで欲しい、傑作絵本だった。