エステル(旧約聖書)―勇気あるおきさきさま (みんなの聖書・絵本シリーズ)
- 作者: 藤本四郎
- 出版社/メーカー: 日本聖書協会
- 発売日: 2010/01
- メディア: 大型本
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当時、国が滅ぼされ、捕囚となり、一応故郷に帰れるようになった後も、まだペルシア帝国の都には多くのユダヤ人が暮らしていた。
その中で、ユダヤ人の乙女のエステルは、皇帝のクセルクセスに見初められて結婚する。
その後、悪い大臣のハマンが、他の人々は皆ひざまずくのに、ユダヤ人のモルデカイ(エステルの育ての親)だけがひざまずかないのに腹を立て、ユダヤ人を皆殺しにしようとする。
しかし、エステルが皇帝に直訴して、ユダヤ人は助かり、逆にハマンの方が皇帝に罰せられた。
という御話。
今でもユダヤ人は、この故事にちなんだプリム祭というお祭りをするそうである。
昔、一度はこの「エステル記」も読んだはずなのが、ほとんど忘れてしまっていて、モルデカイのこともすっかり忘れていた。
モルデカイの誇り高さと、エステルの勇気が印象的な物語だと思う。