絵本 「きんのまど」

きんのまど (至光社ブッククラブ 国際版絵本)

きんのまど (至光社ブッククラブ 国際版絵本)

ある丘に住んでいるろばが、遠くに見える家の窓が金色に光っているのを見て、その美しさに驚き、苦労してそこまで歩いて行ってみる。

しかし、そこは自分の家よりもかえってみすぼらしいような普通の家だった。

と、振り返ってみると、自分の家の窓が金色に光っている。

よろこんで、自分の家に戻り、今度はどこにもいかずに、自分の家に光がそそいでいることに気付いて、幸せに過ごすようになった。

金色の窓は、太陽の光が反射していたから。

自分がいまいる場所を、太陽が照らしていることに気付くことができれば、金色の窓はどこにでもあることを、そして自分のところにすでにあったことに気付く。

大事な知恵だと思う。